ヤマモトから新製品となるスリムザコが発売された。
1パック6本入りで価格は$6.99だから現在のレートだとちょうど1,000円くらいなので、1本当たりの単価は≒170円。
ヤマモト製品としてはちょっと高めな設定となっている。
既存のザコをスリム化させたというものだが、そんなにスリムな感じはしない。
サイズは3.5inということで若干ノーマルの4inザコよりも小さい。
名前に‘スリム’と付けないで3.5inザコでもよかったような気がするくらいノーマルザコと形状の違いを感じない。
チャターのトレーラーとして作られたザコだが、4inでも意外と小さいので、むしろ大きいものを出して欲しかった人の方が多いのではないだろうか?
チャターのトレーラーはトレーラーの体積がバイブレーションに大きく影響する。
ザコは体積が少ないので、トレーラーにした場合チャターのバイブレーションは大き目となる。
日本ではサカマタシャッドの5inや6inといった大き目のワームをトレーラーにしてバイブレーションを抑えるという使い方をする人が多い。
大きい方がスキッピングもさせやすい。
ザコはスキッピングさせるとテール部分がフックに刺さりやすいのは欠点。
アメリカはどちらかといえばバイブレーションは大き目のものが好まれるようで、体積は少な目のコンパクトなものをチョイスする傾向にある。
このスリムザコは体積が更に少ないので、これを装着したら更にバイブレーションは強くなるだろう。
ただスカートに隠れて存在感はなくなってしまいそうだ。
だからといってスリムザコを単体で使うのも…
このスリムザコもザコ同様にノンソルト仕様のマテリアルが採用されている。
トレーラーとしては切れにくくてよいのだが、ワームとして使う場合はヤマモトのトラディショナルな塩入のマテリアルよりも明らかに釣れないのでヤマモトマテリアルの恩恵は感じられない。
最近多用している塩なしのメガフローターフォーミュラ仕様のヤマモト製品は、ネッドセンコー以外はちょっとイマイチなものが多い。
なのでこのスリムザコも単体で使うなら他のワームを使った方が良いとなってしまうだろう。
何か良い使い道は見付かるだろうか…
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