DO(dissolved oxygen)
昨日の話題に関連してDOについてちょっと触れておきたいと思う。
DOを測定したことがある人ってあまりいないと思う。
実は大学時代にJBより寄付金を頂きDOメーターを私のいた研究室でも買うことができたのだ。
それがあったからこそ研究とは無関係なものを含め色々なところでDOを測定でき、そして面白い結果を得ることができた。
まず夏のシャローは水温上昇と共に溶存酸素量が減るのでバスはディープに落ちるなんてことを聞いたことがあると思う。
しかしこれって大間違いなのだ。
真夏のシャローはいくら水温が高くてもDOは必要以上に満たされている。
驚くことに過飽和状態の場所が殆んどであった。
更に風が吹くと溶存酸素が増えるので活性が上がるなどというのも違っていた。
元々溶存酸素が足りないなんて状況は光の届かない層や最深部以外では殆んど無い。
興味本位で一度溶存酸素をなくすために沸騰させた水を冷ましてからフラスコに入れ、おもいっきり振ってどれだけDO値が上がるのか実験してみた。
その結果、どれだけがんばって振り続けても飽和状態にも達しなかった。
つまり風により溶存酸素量はまず増えない。
では何で増えるか?
それは植物プランクトンによる光合成だ。
プランクトンについてはまたいつかどこかで。
まあそんな感じで大学時代は神田プロと興味本位の実験をこっそりやっては納得したり感心したりしていた。
大学時代はよく釣りもしたが、釣りに絡め卒研の時だけは勉強したので、湖より大学への出動率が4年生の時だけは上回っていた気がする。
溶存酸素については一応このくらいは覚えておくと湖の見方が少しは変わると思う。
その他にも他のジャンルからも取り入れられるものは取り入れると良い。
例えばバスアングラーでGPVを知っているや利用している人はいるだろうか?
知らない人はこのサイトを見て覚えると役立ちます。
釣りよりもサーフィンは人口も少ないしお金も掛からないだろうが、業界の関連ビジネスは釣り業界以上に進歩しており成立しているところは感心してしまうし、見習うべき部分が多い。
例えばサーフィン業界のフリーペーパーと有料の釣り雑誌、知らない人が見たらどちらがフリーペーパーだと思うだろうか?
釣ることだけにこだわるのも良いが、世の中のことや周囲の環境、今後のことなど色々とふまえて釣りをするとまた違った世界が広がる。
明日からはまた柔らかい話題に戻します。
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コメント
つまりDOってなんですか????
投稿: モリ | 2009年10月 3日 (土) 11:47
溶存酸素、dissolved oxygenの略です。
水の中にも酸素があり、その酸素の溶けている量を表す時に使います。
投稿: T.Inaba | 2009年10月 3日 (土) 12:32