フォールターンオーバー
秋になるとよく聞く自然界の現象にターンオーバーがある。
日本語にすると秋期循環というものだ。
このメカニズムは雑誌などで紹介されよく知られている。
しかしちょっと違っている部分がある。
ターンが加わる層は徐々に深くなるもので、最初から一気にボトムまで循環はしない。
意外と表層だけのターンは頻繁に起こっている。
風が吹いたりして水が動くとバスは釣れ出すので、この現象って水が動くのだから逆にバスにとっては好ましいのでは?
デッドウォーターと呼ばれる死水さえ回らなければ確かにタフることはなさそうだ。
雑誌などでは溶存酸素が欠乏し・・・などと書かれているが、溶存酸素いわゆるDO(dissolved oxygen)は欠乏していることなどまずない。
ではなぜタフるのか?
それはphが大幅に変動するのが主な原因だ。
魚はphの変動には非常に敏感である。
熱帯魚などに詳しい人はその重要性をよく知っているだろう。
これは魚ごとの浸透圧と関係している。
先程のDOや他にも透明度、植物プランクトン、有光層などバスを釣る上で知っていると面白い話題が多々ある。
その辺を詳しく詰めていくときりがないので、後々分割して水質についてはアップする予定。
ちなみに水は4℃が最も重いので、冬に水温が4℃以下になる湖では春にもターンは起こる。
水質に関しては10年前のバスマガジンに詳しく連載していたことがあるので、早く知りたいとか興味のある方はそちらを読んでみて下さい。
ちょうどこの近所のおじさんが表紙の号から始まっている。
この時に整体師だった明楽氏の‘ボディーチェック法’講座も同時に連載されている。
みんな若い!(笑)
まぁ釣れない原因が解ったところで釣る方法を掴めなければ釣れない。
一応釣りを知らない方に突っ込まれた時に、ターンオーバー時になぜ釣れないのかぐらいは説明できるようにしておくと、ちょっとはバスの奥深さを理論的に語れるかな?
ちょっと硬い話しになってしまったので、後程柔らかい話題を1つアップ予定。
内容は私の得意技、「ワーム繋ぎ」の最新事情を公開。
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コメント
なつかしい本ですね。なんか今年は見る機会が少ないですが。近所のおじさん元気ですか?アメリカンウエイがんばってるのかな?(笑)
投稿: GOE | 2006年9月20日 (水) 20:15
おじさんは相変わらずだね!
アメリカ行きは気が変わらないでがんばってほしいですね!
投稿: T.Inaba | 2006年9月21日 (木) 11:41