ナイロンラインの有効性
東レのナイロンラインに“モーション”という製品がある。
これは私がスピニングでナイロンラインを用いるのによく使用しているものの1つだ。
最近は使用頻度が下がってきたが、今までで消費している量は日本一ではないかと思うほどよく使っているラインだ。
このラインが登場するまでは“ウルトラ”(廃盤)や“ロングキャスト”を使用していた。
このラインのプロトを初めて使用したときに感じたのは、ボビンのポンド表示が間違えているのではと思ってしまうほど従来品より圧倒的に細く仕上がっていた。
ロングキャストも同等で非常に細かったが、このモーションはロングキャストより伸びが少ないからか、体感的にはロングキャストよりも細く感じた。
使用感はロングキャストと変わらず、ナイロンの特徴でもある初期伸度の早さがいいゆとりを与えてくれた。
(ちなみにフロロとナイロンの伸びる量は殆ど同じで、この初期伸度と呼ばれている伸び始めがナイロンが早いことからナイロンは伸び、フロロは伸びないといった間違った情報が一般的となっている。
ある程度伸びると止まるのだが、その止まるのはナイロンが早いだけで伸びる量はほぼ同じだ。
更に追求していくとこの止まってからの強度は何が強いかなど、更にラインは奥深いので製品も多く面白いところだ。
ただ製作者側のこだわりが意外とアングラー側に伝わっていないのは残念だ。
現状日本で売るために必要な要素は価格とネームバリューが2本柱となってしまっている。)
ラインの進歩で徐々にポンド数も落としてきたがウルトラのときが6でロングキャストで5、そしてモーションの登場で4lb.となった。
これで必然的に操作性は向上し釣果もアップした。
一気にこのラインが好きになり、ロングキャストの守備範囲を狭めていった。
でもロングキャストはある程度の伸びがあることから、その名の通り飛距離は勝っているのでオカッパリなどで飛距離を出したいときは有利だ。
厳しい状況下でこそ適切なタックルが必要となるので、ラインそれぞれの個性を追求し細分化していくと更なる釣果が期待できる。
特にこれから寒い時期はナイロンラインの有効な状況が多くなる。
同じライン一辺倒の方は再度見直しを!
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コメント
このラインのテストサンプルを頂いたときはびっくりしたのを覚えています。操作性、飛距離 etc
今でこそ、プレミアムプラスを使う頻度が増えましたが、飛距離の点では圧倒的にモーションのほうが優れている感じがしています。
ラインの使い分けにもう少しこだわって欲しいですね。
投稿: akira | 2006年11月 4日 (土) 16:27
確かにオイラはラインはメーカーしか選んで無いなぁ。
ナイロンはBAWOスーパーハードポリアミドプラスで、クランク用とトップウォーター用に使ってるかなぁ。そのほかのフロロは、ソラロームスーパーハードアップグレードやねん。まぁコッチは使う太さが丁度75M×2になってるからやねん。
おまけにスピニングは、サンラインの目探やった・・。
なんとセンスが無いんやろう・・・。
もしよかったら、どんなんがオススメか教えて?
ベイトとスピニングに、どっちフロロかナイロンかも・・・。
スピニングはフロロ4lb、5lb、6lb。ベイトはフロロ14lb、16lbがメインやねん。クランクはナイロン12~14lbを気分で使ってるねん。
投稿: 番長 | 2006年11月 4日 (土) 17:40
結構俺はラインは変えているし、かなりマニアックだと思うよ。
順番にそれぞれの特徴などを踏まえながらアップしていきます!
AKIRAさんはおそらくモーションを手にしたのは同じときですね。
ナイロン使うのってAKIRAさん以外周囲にあまりいないので、あの時2人で驚いたことはよく覚えています。
投稿: Basslog | 2006年11月 4日 (土) 18:05