粕谷邦夫プロ
‘山中湖の達人’ようやく第一回目です。
予告通り最初は粕谷プロ。
山中湖といえばこの人を思い浮かべる人も多いことでしょう。
釣りのスタイルはオールラウンダーといった感じで、どんな釣りでもルアーでも使いこなし、釣り自体は非常にうまい。
得意としているルアーを強いてあげるならばジグヘッドによる釣りでしょう。
特に山中湖でのアライブシャッドやホグ系のジグヘッドリグは、この人が広めたようなものだ。
バルキーパワーホグのジグヘッドは今や山中湖では定番となっているが、これが定着する以前はアライブシャッドなどのシャッド系のワームを用いるのが極一般的であった。
それがいつの間にかシャッドよりもホグ系の方が使われる量も多くなってきた。
その発端を作ったのは粕谷プロで、一気に浸透させたのが5年前に山中湖で開催されたJBマスターズシリーズの時だ。
当時は350人ぐらいの出場選手がいたマスターズ戦で、粕谷プロは2日間5キロオーバーを持ち込み優勝した。
この試合の日の状況としては、圧倒的に第2水中島が釣れており、それ以外のエリアはかなりバスが薄い感じであった。
そんな状況ということもあり第2水中島には後にも先にも、これ以上のボートが集結することはないだろうというぐらいの数のボートが集まった。
特に2日目は、初日に第2水中島が釣れていたという情報が広まり、モラルの欠片もない選手達が更に第2水中島に飛び込み、おそらく200艇近いボートが小さな第2水中島上に密集していた。
そんなキャストもまともにできない状況で、唯一2日間リミットメイクしてきたのだ。
その時に使用していたのがホグのジグヘッドであり、これで一気に広まった。
粕谷プロが圧倒的に他の選手より釣ってくる時はバスの状態をしっかりと把握できており、釣り方もバッチリジャストなものを見付けている。
そんなこともあり、どんなに船団になろうともバシバシと1人で釣りまくってしまうのだ。
特にその第2水中島に関しての地形やバスの状態に関する把握度は物凄いものがあり、第2水中島で釣れる時は、この人の右に出るものはいない。
‘第2水中島の番人’と呼ばれているのも、誰もがそれを認めている証だ。
ハードルアーに関する釣りもかなりマニアックな域にまで達しており、自身のスポンサーでもあるジップベイツにわざわざ特注のカラーを依頼するほどだ。
カラーリングのこだわりとかがまた凄い絶妙で、センスというか、才能というか、そんなところからもこの人の凄さを感じる。
既に定番となっているダブルクラッチにある内面塗装に反応がよいということもすぐに気付いていたし、このルアーが広まった発端もこの人にある。
他にも色々と山中湖に定番ルアーを広めてきたが、この人を語る上で最も忘れてはいけないのがスワンプクローラーのワッキーリグでしょう。
今や全国的に広まり、バスをやっていてこれを知らない人はいないでしょう。
まあそんな偉大な方です。
そして最近ロッドのサポートが決まったそうだ。
ロッドに関してもかなりのこだわりを持っており、メインで使っていたスピニングロッドは某メーカーの廃盤となっているロッドを、中古で探し回ってまでしてずっとそればかり使っていた程のこだわりだ。
そんな粕谷プロも納得のロッドだったので契約したそうだ。
そのロッドを手掛けているのもJBマスターズの山中湖戦で優勝している中村宗彦プロだ。
その気になるロッドは⇒Dodge
最近ちょっと低迷気味の粕谷プロですが、そろそろ粕谷プロらしい釣りを魅せて欲しいです。
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コメント
あの試合の密度はギネス級でしたね。
オレと同郷なんです!
うちの田舎で最も偉大なバスアングラー
投稿: とがS | 2009年5月28日 (木) 03:04
粕谷プロも稲葉プロのように適材適所なルアー選択をするすうですね。
これからは気にしてみてみます。
粕谷プロと言えば河口湖のチャンピオン戦での優勝が衝撃的でした!
投稿: 河口湖派 | 2009年5月28日 (木) 08:32
とがSさん、あそこの出身なんですか!!!
ってことは自分と同じ県出身なんですね!
あの青い家に居候した過去があったり、現在は同じ県に住んでいたりと結構被っていますね(笑)
投稿: T.Inaba | 2009年5月28日 (木) 21:34
河口湖派さん、そうですね、チャンチャンに勝ってますね!しっかりと節目は抑えているところも凄いんですよねぇ。
投稿: T.Inaba | 2009年5月28日 (木) 21:36
え~運命的な被りかたですね~
じゃ秋に山中湖でイモニやりましょう
投稿: とがS | 2009年5月29日 (金) 01:31
あの辺でやりますか!(笑)
投稿: T.Inaba | 2009年5月29日 (金) 06:17