Newツアラー・2
高滝でテストしたロッドのもう1本はグラスのスピニングロッド。
前回の高滝釣行時に、物凄くスピニングのグラスロッドがあれば…と感じた。
以前にも記したように、そんなマニアックなものを作ったところで、売れないし…と、思っていた。
そして、たまたま高滝釣行後にスミスの谷中さんへ電話をした時に、その話をすると、なんとビックリな返答がきた。
「実は昨日、グラスのスピニングをテストしに行ってきた」とのことであった。
WBS所属の出村プロから、スピニングのグラスロッドの要望があり、テストをしたとのことであった。
そして、今回の釣行時に鯰人のスピニングをベースに谷中さんがプロトを組んできてくれた。
リールはTD-X2506Cを装着し、ラインはBAWOポリアミドプラスを巻き、実際に使ってみた。
キャスト時は、ロッド自体にルアーのウエイトが乗りやすいので、飛距離は抜群に出た。
ロッドは下向きにして使用することが殆どなので、グラスでも重さは全く気にならなかった。
そして、肝心の乗りに関しては、想像以上に良かった。
高滝では速巻きでシャッドを使用するので、そのスピードでは例えグラスでも乗りはそんなに変わらないのかなぁ…といった想定もしていた。
春はバスがバイトしてきても顎に力が入っていないのと、バイトしてから反転もしないことが多い。
これにより、ロッドには明確に出ないバイトが多い。
このバイトがロッドを通して手に伝わる瞬間の感触は、バスがルアーを離した瞬間の感触である。
つまりここでフッキングしても十中八九掛からない。
スローリトリーブであれば、集中していると、ルアーのバイブレーションの変化で、前触れを感じ、このようなバイトでも掛けることはできる。
ただ、速巻きではどうなのか…?
今回のテスト時は濁りと水温低下、更に北風と状況は悪かったので、バスのバイトは、前回以上に弱かった。
しかし、グラスの乗りは、速巻きでも劣ることはなく、いい感じでバスを掛けることができた。
5バイトで5本掛け、バラしてしまったのは1本だけであった。
例え速く引いていても、グラス特有の、バイトの瞬間にロッドテンションが緩む感じは健在であった。
巻き続けている最中に、ロッドが勝手にテンションの調整をしてバスを掛けてくれ、速巻きしているので、それで初期掛かりとなり、ロッドを立てればフッキング完了といった、至ってイージーな具合であった。
これを体験してしまったら、巻物使用時はもう手放せない。
前回の釣行時にこれがあったら、間違いなく30本超えだっただろう。
高滝巻きのような速巻きでは、カーボンプラスナイロンの組み合わせで、キャッチできるのは大体バイト数の1/3程度。
ほぼパーフェクトに掛けられたら、釣果は今までの3倍となるので、これは凄いことになる。
まぁ、まだ使い始めたばかりなので、今後は更にメリットも見えてくるだろうし、デメリットも見えてくるだろう。
とりあえず、しばらくは使い続けてみる。
それと、谷中さんの大学の先輩でもある並木さんと、その並木さんが経営するO.S.P.の契約プロである五十嵐君のブログをBookmark Blogに追加。
どこかで五十嵐君のブログを見付け、その内容の中で、並木さんのブログがあるのも見付け…って感じで、今頃になって並木さんのブログがあることに気付いた。。。
その中で、バスの複数持ちに関しての記事があった。→バスの扱いについて
本文中にあるようにアメリカのバスを大事にする体制を、日本でももっと広めていくためにも、そのような情報を発信もしていってほしい。
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コメント
お疲れ様です。
グラスロッド期待しております。
私はあっちの釣りで導入したいと、某メーカーのグラススピングを検討していた所です。
早く出ないかな!
6,6位の長さのロッドがあるといいんだけどなぁ!
投稿: 清水 | 2012年4月25日 (水) 18:02
清水さん、とりあえず、鯰人のスピニングを使ってみて下さい!
既存の鯰人のスピニングは66ですよ!
66が飛距離や、取り回しもよくていいですね!
あっちの釣りにも絶対にバッチリです!
投稿: T.Inaba | 2012年4月27日 (金) 08:31