« テスト | トップページ | Newツアラー・2 »

2012年4月24日 (火)

Newツアラー・1

昨日の続きで、まずはチューブラーのライトリグロッド。
これは次期ツアラーの中で、最もライトリグをオールマイティにこなすことができるものとして開発を進めてきたモデルだ。
長さは6フィート1インチで、ブランクは既存のブランクから見直し、かなりの軽量化を図った。
ただブランクを薄くしただけの素人騙しみたいな、上辺だけの軽量化ではない。
チューブラーでもソリッド並みの喰い込みの良さを出し、だからと言って柔らかくするだけではなく、張りを与え操作性も出している。
当たり前のようなことだが、この辺を融合させるのは難しい。
ブランクのマテリアルのチョイスから始まり、更にガイドセッティング…と、組み合わせは無限にある。
ショップで振った時に振り抜けがよく、軽量で、一見使いやすそうな、上辺だけ良いロッドを作るのは簡単。
実際にフィールドで使ってから、更なる良さを体感できる真の良いロッドでなければいけない。
その辺もしっかりと踏まえテストを繰り返し、なんだかんだで2年近く掛かってようやくほぼ完成の域に達した。
今回のロッドで最も行き詰ったのが、飛距離の問題。
要はKガイドと飛距離の問題だ。
その辺はロッドを日頃からイジリまくっているガイド番長しんぺーと谷中さんが組んだセッティングで見事に問題は解決した。
耐久性、使用感等は、ケイシー川又亮シノツカの2人がプレッシャー最前線のJB・TOP50で1年間戦ってきて問題なしであった。

このロッドが次期ツアラーのファーストリリースとなりそうだ。
Basslog20120424aBasslog20120424b先日のテストではジグヘッドをメインに使ってみたが、飛距離、感度、操作性、バッドパワー等々、全く問題なし。
チューブラーならではのファーストティップによる細かい操作能力は、ジグヘッドのローリングや一点シェイクには、ソリッドの操作性を遥かに上回る。
1/16oz.以下のライトリグは無難に何でもこなすことができる、ライトリグに特化したオールパーパスロッドだ。
そんなライトリグの中でも、より繊細な小技を利かせたい時や、とにかく感度を重視したい時には最高のロッドに仕上がった。

|

« テスト | トップページ | Newツアラー・2 »

コメント

度々すみません、ファーストティップって何ですか?

投稿: スミスファン | 2012年4月24日 (火) 20:12

スミスファンさん、ファーストティップとは、弾性の強い、戻りが早いロッドのことです。
グラスがスローならカーボンはファーストってことです。
日本ではあまり使われていませんね。。。
意味が解っていない人にまた、ファーストティップではなくファーストテーパーですよ!って、突っ込み入れられたりして…(笑)

投稿: T.Inaba | 2012年4月24日 (火) 22:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« テスト | トップページ | Newツアラー・2 »