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2012年6月 7日 (木)

共存に向けて

Basslog20120607a昨日は浦和に用事があり、行ったついでに県庁へ訪れた。

県庁へはこの件について話を聞きたく行ってみた。

こちらバスアングラー側としては、バスが増えたのは今に始まったことではないし、むしろ激減してしまった。

既にかなりの歴史が刻まれ、バスの文化もあり、これで生活している人も多いし、これを生きがいにしている人も多い。

まず、役所側が多々口にしていたのが、「減らす努力をしていかないといけない」

減らす努力と言っても、やり方が???

まず駆除をするにしても、もっと色々な事を調べて議論してから行ってほしい。

はっきり言って、現在の方法では税金の無駄遣いに過ぎない。

「在来種が釣れなくなってしまう」
「在来種が居なくなってしまう」
「腹を裂いたら在来種が出てきた」
「琵琶湖は駆除しているから現在の数で収まっている」
「全国的にどんどん増えている」
「駆除しても釣り人によってゲリラ放流される」
「バスは元々日本に居なかった魚だから駆除するべき」
「バスが認定されている4湖で釣りすればいい」
「駆除していなくなった湖で10年振りに発見されたので、間違いなく釣り人がまた入れた」
「外来種生物法で指定されているから駆除するべき」
「完全に駆除はできない」
「ブルーギルも増えている」
「他の魚より繁殖力が強い」

等々、バスをやっている人だったら突っ込みどころ満載な言葉のオンパレードであった。

まぁ実際のところ、一般の人が抱いているバスのイメージや知識は役所側と同じだろう。

つまり、上記のようなことと認識している人の方がバス釣りする人より多いので、合ってる、間違っている、いづれにせよ、多数派の意見に従うってことかな!?

バスの経済効果やバス人口は全く把握していなかった。

だからもっと釣り人が訴えかけないといけないのかな…とも考えた。

しかし、最終的にはバスアングラーと意見が一致する部分があり、自分も一気にトーンダウン。

そういうこともあるんだから、色々と議論して、お互いが納得する方向性を見付けたい。

何度も共存を呼びかけたが、最後まで向こうは、「現段階では努力(駆除)を続ける」であった。

それなら仕方ないと言わざるを得ない状況となり、昨日は退散してきたけど、この問題に関して何らかの解決策があると思う。

いつかは共存させないといけなくなるのだから、早期実現に向けてこれからも色々と考えて訴え掛けていきたいと思う。

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コメント

バスって本当に評判が悪いですよね。そして、間違った情報が定着しちゃってるし。
バスアングラーがバスのイメージを悪くしている部分も多いってのも残念。

水抜き、釣り禁のフィールドもどんどん増えてるし。この先、条例とかで「バス釣り禁止」なんてことにならなきゃいいけど・・・。

これからのバスフィッシングについて、もっと沢山の人達に考えてほしいですね。特に釣り人。意識が低い釣り人多すぎ。

共存・・・、すごく難しいと思うけど、何とかなってもらわないと困る。

投稿: ゴマ子 | 2012年6月 7日 (木) 22:56

最終的にはバスアングラーと意見が一致する部分があり、自分も一気にトーンダウン。
とありますが、どのような点が一致したのでしょうか?

投稿: | 2012年6月 8日 (金) 19:24

ゴマ子さん、確かに釣り人が悪い部分もあるんですよねぇ…
意識を高めて欲しいのですが、意識が低い人が多いのが現状です。。。
何とかしたいのですが、自分1人の力では絶対に変えられません。
絶対に全て駆除するなんてことできないし、既にそんな事をされては生きていけない人もいます。
うまく共存することが早く実現するためにも、微力でも働きかけていきたいと思います。

投稿: T.Inaba | 2012年6月 9日 (土) 00:18

↑にコメントしてくれた名無しさんへ
この事に関しましては、訳あって書くことができないので、あえて書いていません。

投稿: T.Inaba | 2012年6月 9日 (土) 00:20

お疲れ様です。

難しい問題です。
個人の意識が大切ですね。
先日、レンタルボート屋のおじさんと話をしていたら数年前からお客さんが増えたと喜んでいた、
これはレンタルボートを借りるお客さんが増えて経済効果うまれている。
これで生活している人もいるので釣り禁止などならない様にマナーを向上させたい。

投稿: 村野 | 2012年6月 9日 (土) 09:05

村野さん、難しい問題ですよね。
私生活の段階からバスに対しては胸張って言えない人も多いですし、「喰えない魚釣って何が面白い」等の、よくありがちなくだらない問い掛けに、いや~まぁ…って、ヘコヘコデレデレする人が多いですよね。
悪いことしている訳ではないので、バスアングラーはもう少し堂々として欲しいです。
細かいところから色々と変えていかないといけないなぁ~と改めて実感しました。
できることから徐々に進めていきましょう!

投稿: T.Inaba | 2012年6月 9日 (土) 20:27

「税金の無駄遣い過ぎない」たしかに納税者からするとそのように思う。しかし行政はその「税金」の使い道にもっともらしい理由づけをして予算を消化する所でもある。現に静岡県では緊急雇用の名目で沼津市のアオリイカが釣り人にどのぐらい釣られるかを調べる調査になんと8400万円の税金を投じた。調査の目的もはっきりしないままに…
釣り人個人の訴えは行政相手にはなかなか届かない。なので組織化している日釣振や釣り具業界などがもう少し行政を相手に食い込んでいくことが解決策のひとつではないだろうか。定期的に水産や観光などの担当者と雑談するだけでも結果は変わってくると思う。

投稿: EGミヤ | 2012年6月 9日 (土) 23:10

ミヤさん、静岡県のアオリイカの話ありましたね!知らない人からすれば、税金をなんだか最もらしい使い方しているように見えますね。でも身近なこのような問題で、掘り下げてみると、おかしな部分って多々あります。
確かに釣り人が個人で訴えかけても、ヌカにクギって感じです。。。ただ単に怒るよりも、行政側とは普段からコミュニケーションをとる機会等を増やして、色々なことを話した方がいいですね。実行する職員達は、指示に従うだけで、何も解らないまま行動しているだけでしょう。
おそらく、ここの職員達は、あの環境省が後援で釣りやルアー作り教室なんてやっていることは、知らないでしょう。一般の人たちの知識も薄いですよね。奇抜な存在であるブラックバスだけが取り上げられ、要注意リストにニジマスやザリガニが入っているなんてことは国民の99.9%は知らないでしょうね(笑)このような事は、日常生活の雑談の中で、釣り人が、知らない人達に話すだけでもかなり変わっていくと思います。
我々個人の意識や日頃の行動も大事ですが、大きな組織で動いてもらわないと現状はなかなか変わらなそうです。今後のためにこれからも、パブリックコメントの時のような団結力を継続していく必要もあると思います。

投稿: T.Inaba | 2012年6月11日 (月) 09:21

僕もいつか絶対に稲葉プロの力になれるようがんばりますのでいつかはお願いします!!ヘボサンデーアングラーでは今現在は力になれない次第です。どちらにしてもバス業界では発言権や影響力はバスフィッシング上手くない限りないのが現状です。上手く言えないですけど自分もがんばります!!

投稿: YOSHI | 2012年6月12日 (火) 03:38

YOSHIさん、お願いします!
今何もできないと言っても、私生活のちょっとした場面でバスの話題が出た時の返答をみんなが気を付けるだけで、かなり変わってくると思います。
バス業界の中ではバスの著名人が発言力あるかもしれませんが、このような場合は社会的に地位のある方のが強いと思います。

投稿: T.Inaba | 2012年6月12日 (火) 06:06

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