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2012年7月19日 (木)

“FB1”

先々週の桧原湖でのプラクティスでは200本ほどのバスをキャッチした。

200本というと凄い数に聞こえるかもしれないが、今の時期の桧原湖では極普通の出来事だ。

自分自身も釣りばかりしていたのではなく、魚探掛けしたりしている時間も多々あったし、チェック程度に釣りをしてもバリバリ釣れてしまった。

場所によって、幾つか非常に効果的なルアーがあった。

Basslog20120719aその1つに、水深50㎝以浅のシャローでは‘FB1’(ファットブル)が非常に有効であった。

このクランクは使えば使うほど感じるのが、とにかく引っ掛からない。

不思議なほど引っ掛からない。

春から色々なシチュエーションで使用してみたが、パラアシ等、通常はスピナーベイトの独壇場の場所でもFB1は平気でスリ抜けてくる。

キャスト時にどこかへフックが刺さってしまったりしない限り、スピナーベイトと同等の場所を引ける。

ヘッド部を左右に力強く振り、アシをかき分けて突き進むような感じで、観ているとたくましく感じる。

Basslog20120719cあまりの引っ掛かりにくさに、蛇籠上をトレースしてみた。

10回通して、引っ掛かったのは2回だけであった。

蛇籠はスピナーベイトやテキサスでもかなりの高確率で引っ掛かるので、トリプルフックが装着されていて生還率8割は驚異的だ。

そして今回、桧原湖で、最も感動的だったのはウイードエリアでの回避能力だ。

桧原湖のボトムマテリアルは全体的に硬めということもあり、生えているウイードの茎は細くヒョロヒョロで、絡みつきやすい。

根掛かることはないだろうが、ウイード団子になってくるかなぁ…と思いつつキャストしてみた。

アレ?全然引っ掛からない。

アシの時とは違い、今度は水流でウィードをなびかせ、まるで自分の通り道をウィードが除けてくれるかの如く前方が開けていく感じであった。

Basslog20120719bこれぞカバークランク!といった感じで、スペシャル級のスナッグレス性能だ。

動きはチドるのだが、これがまたスゴイ!

ブレード付きのプラグも最近は多々出てきたが、さすが西根さんは第一人者だけあって、ブレードの作用をうまく使い分けている。

このFB1は普通にスピナーベイトのように回転するだけの集魚効果も取り入れられており、ブレードが脇役ではなくなっている。

でもこのブレードがスナッグレス性能を大きく向上させていて、チドリの制御もしている。

ブレードを外すと解るが、ブレードレスはかなりの暴れ馬だ。

西根さんはブレード付いていても、もっと暴れるタイプにしたかったそうだが、一般的ではないということでちょっと控え目にしたそうだ。

更に、このブレードが干渉する時の音が凄く、最初に使った時は、今回はラトルが入っているんだぁ…と思ってボディを振ってみたら、ラトルが入っていない。。。

Basslog20120719d_2ブレードの干渉音だったようで、10分ぐらい泳がせただけで、ブレードには無数の傷が入っていた。

まだまだ西根さんのブレードマジックは続きそうだ。

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