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2012年8月22日 (水)

ブランク厚

スミスのロッドはモノがよくしっかりしているとよく言われる。

その理由の1つはブランクがしっかりとしているからだろう。

ストレートに言うと、ブランクが厚く、折れにくく、バッドがしっかりとしている。

同スペックの他社製品と実際に使って比較してみるとすぐに解るが、ロッド単体で振っても、それで解るのはよほどロッドに詳しい人だけだ。

ちょうど、STC-65FM/HYBGと同スペックの他社製品の折れたロッドがあったので、同じ径の部分で折り、ブランクの厚さ測ってみた。

Basslog20120822aBasslog20120822bまずは外径4.3mmの部分で切断し、更に斜めにカットした。

そして、ブランクの肉厚をノギスで計測してみると…

Basslog20120822cBasslog20120822dスミス製は0.7mmに対し他社製は0.3mmと、倍以上の差があった。

他社製品はロッドにラインを通して、手でラインを引っ張らないようにと、注意書きがあるそうだ。

確かにこんなに薄かったら折れてしまう可能性は高い。

そんなこともあり、スミスのロッドは折れにくいが、時代に逆行してやや重めであった。

でも、V-specシリーズでは素材の技術進歩もあり大幅な軽量化を実現した。

もちろん、ブランク厚を薄くした手抜きロッドではないので、バッドもしっかりとしている。

機種によっては他社製品よりも軽くなっている。

ブランクの厚さはブランク自体を叩いて比べてみればすぐに解るので、釣具店で是非比較してみてほしい。

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