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2014年4月 5日 (土)

‘TVC-65M/HG’

Basslog20140405c 長い期間、テストを続けてきた‘TVC-65M/HG’が、ようやく完成。

発売開始は‘INABUZZ’と同時期(5~6月)ぐらいとなる。

色々とあり、途中で、正直なところ、前モデルの‘STC-65FM/HYBG’を超えるのは無理ではないかと思ってしまった時期もあった。

今でも‘STC-65FM/HYBG’は自分も現役で使用しているし、未だに他社の同系統のロッドよりも圧倒的に優れている。

Basslog20140405b 今回の‘TVC-65M/HG’は後継機種に当たるので、そんな素晴らしい出来のロッドを、当然のごとく超えなくてはいけなかった。

ワームロッドであれば、ただ単に軽量化すれば、感度や操作性は、比例して向上していくので、パーツの軽量化=ロッドの性能向上が直結する。

巻物ロッドの場合、軽量化すると、ブランク自体に張りが出てしまいグラスのメリットがなくなってしまう。

かといって、その分ブランクを柔らかくすると、トラウトロッドのような、ただの腰のないようなロッドになってしまう。

グラスの比率を向上させれば、グラスらしさは出るけど、重くなり…と、巻物ロッドに関しては単純にはいかない。

この辺は前回の‘STC-65FM/HYBG’の時も同じような壁にぶつかったので、判っていた。

Basslog20140405a 考えられる可能性のあるものは全て試し、その度にプロトを作成してもらい、それをベースに改造してみたり…と、結局プロトは主なモノだけでも10本を超えた。

既存にいいモノがあるのだから、それをベースに作れば、すぐにそれを上回るものはできると思うかもしれないが、なかなかそう簡単にはいかなかった。

そしてようやく、納得できるものが完成したのが昨年末。

現在急ピッチで生産している。

予定では今年の6月頃発売予定です。

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コメント

このロッドについて質問なのですが、ガイドのセッティングはどういうタイプになるんでしょうか?

投稿: りき丸 | 2014年4月14日 (月) 23:07

りき丸さん、このロッドはチタンフレーム、SiCリングのKシリーズを採用しています。
他のロッドはマイクロですが、このロッドはスタンダードスペックをベースにしています。

投稿: T.Inaba | 2014年4月15日 (火) 06:25

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