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2015年5月23日 (土)

金沢俊佑

Basslog20150523a先日のJB桧原湖シリーズ初戦を制した金沢俊佑選手のブログを読んでいると、何気なくサラッと記しているところに鋭さを感じる部分がある。

あまり記してしまうと金沢君の強さの秘密を暴いてしまうようなので、ちょっとだけ。

例えば、今回の試合のことに触れている部分で下記のような文があった。

‘馬の首の魚のメインベイトであるエビのサイズがハイシーズン中にみかけるものより一回りでかかったのです’

へぇ~そうなんだぁ…と何気なく流してしまうような部分である。

まず、この時期であればバスのメインベイトはワカサギというのは間違いない事であるが、それ以外にフィードしているという発想を持って湖へ出ている人は何人いるだろうか?

こんな大した事のないような何気ないことが結果として大きな違いを生む。

エビがメインベイトであるということを念頭に置いてプラクティスを行っていれば、自然と水中に目を向けた時にエビが居そうな場所に目が行くだろう。

そうでなければ、たまたまエビを見掛けるといったことでも起きない限り、「ワカサギはどこ~!」といった目配りしかしないだろう。

実際にはどちらの人がエビを見付けられるだろうか?

そしてエビを実際に見付けて、普段よりデカいと気付くことで、更に他の選手とは情報量で差が開くといった具合だ。

それと‘着水音はゼロに…’という部分からも、これに気付いているということは…

ちょっとした違いでも、そのちょっとした違いに気付き、それを試合で展開するというのは、ある意味簡単ではあるけど、そこへ辿りつくにはそれなりの感性を持ち合わせ、実際に長い時間を湖上で過ごす必要がある。

その素晴らしい感性で、更に経験を今後も積んでいく金沢俊佑選手は更に強くなっていくことでしょう。

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