山下晋豪
1991年、自分がまだ大学生の頃に出場していた芦ノ湖のNBC神奈川チャプター開催時に、山木ボート桟橋には釣り好きな小さな少年が1人いつもいた。
人懐っこい目をしたその少年は、近所に住む小学3年生であった。
そんな小さな頃からチャプターの手伝いをしていたこともあり、当時神奈川チャプターに出場していた選手は誰もが覚えているであろう。
‘しんご’‘しんご’と呼ばれ、みんなに可愛がられていたその少年こそが山下晋豪であり、晋豪との初めての出会いであった。
あれから24年経ち、今では晋豪もJB戦に出場するプロとなった。
晋豪は昨年のマスターズ戦では三瀬谷でノーフィッシュを食らってしまい、今年は試合前にかなり練習にも励んだ結果、今年の試合は8位に入った。
彼はTD&カンパニーという釣りとはあまり関係のない一般企業をメインスポンサーとして、JBマスターズシリーズに参戦している。
先日紀州バスツアーでの七川から三瀬谷へ移動することになったのも、彼の「トーナメントレイクでもバズを試してみたい」といった意向からであった。
昨年末から練習や仕事で、1日も休む間もなく動き続けており、今後もうまく調整していかないと練習にも入れなくなってしまう程の多忙な日々を送っている。
人柄もよく、先日のJB桧原湖シリーズの初戦前も、自分も晋豪が多忙なのは承知の上「今回は小森(大会委員長)が来れないので来てくれないか?」と尋ねると、「分かりました…なんとかします!」といった好感の持てる好青年だ。
小森も「晋豪が来てくれるなら安心して(TOP50旧吉野川戦の)プラに打ち込める」とのことで、そして実際に殆ど不眠の状態で来てくれた。
彼はNBC神奈川チャプターの会長も務めており、家が箱根ということで、芦ノ湖漁協の手伝いなどもしている。
現在全国的にワカサギブームだが、その殆どは芦ノ湖産のワカサギである。
その出荷にも関わっているので、結構な数の人が間接的にお世話になっていることでしょう。
これからも色々と大変だと思うけど、トーナメントで良い成績が出せるようにがんばって欲しい。
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