七川・2
しばらく廻ってみて、確実にアフターの状態のバスが多いと感じた。
水温はほぼ全域で20度台となっていた。
本来ポストスポーンの時期であれば、大半のバスはスポーニングエリアに近いアーリーサマーの場所へ移行する。
バスの状態はスローな感じであったので、こんな時は高比重ワームのノーシンカーやスプリットショットでのスローな釣りが有効だ。
そういったタックルも用意してきていなかったので、少しアクティブになってきているバスを求めていった。
色々と廻った結果、上流寄りの中流域が最も回復している感じであった。
スイッチバズ(イナバズ)のニューカラーを投入し、テンポよく探ると、ポツリポツリと釣れ続けた。
同行した晋豪と2人で巻きまくってみたところ、2桁は軽く超えた。
通常の反転してバズを引っ手繰って喰ってくるようなバイトではなく、水面はあまり割らずに後ろからパフっと咥えるバイトが多く、殆どのバスが上顎ギリギリにフッキングしていた。
しっかりとフッキングして強引に引き摺り出さないと外れてしまうほどの、ポストゆえの弱い力であった。
本来ならまだバズで釣るというよりは、フローティングミノーのスローライズや、ノーシンカー等のシシィベイトがベストだと感じた。
でも七川は、数は釣れるし、バスは素直だしといった感じで、関東の20年ぐらい前の良いフィールド状態の時を思い起こさせてくれた。
今回のバスツアーでは晋豪に「バズで今までの10倍釣れるようにしてやる」と、豪語していたこともあり、晋豪もめげずにバズをキャストし続けてくれ、自分も状況に応じて教えられることは全て教えた。
2日間である程度は自分の想いも伝わり、最初と最後では晋豪のバズの釣りも飛躍し、最終的には今までの20倍ぐらいまで飛躍できたと思う。
そんなこともあり、結局2日間で七川は終わりにして、3日目はトーナメントレイクでもあり、もう少し難しい三瀬谷へ場所を変えることにした。
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