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2015年8月18日 (火)

Ninja

ータイダルリバーのバスは確実に同じ場所に居続ける、いわゆる居付きのバスというのがいないということが、しばらくタイダルリバーで釣りをしていると判る。

これはバスが垂直移動できないゆえに、水位の変化に同じ場所で居続けられないということだろう。

カバーに付いているバスでも、それは水位が変動して入ってきたバスだ。

だからそのカバーに対する依存度は、湖のバスと比較すると明らかに低い。

つまりそのカバーに対して固執していないがゆえに、ちょっとしたことで逃げたり、ナーバスになったりする。

例えばボート上の音なんかがすれば、バスは危険を察知してカバーから離れ、別のカバーに移動してしまう。

ボートで釣りをしていると、ボート上の音を気にしない人が多いが、ボートの上での音というのは、物凄く水中に響いている。

デッキにタックルやボックスを置く音、デッキ上の足音等はシャロー域では特に気を配るべきところだ。

ちなみにボート上では声は水中には全く響かないので、いくら騒いでも大丈夫。

Basslog20150818aこんな話題を出したのは、先日のアーロンの試合中の音に対する気の配り方には、さすがだと感心してしまったからだ。

あのマリーナのあるワンドに入ってきて杭に付くバスは、おそらく満潮のタイミングを考慮すると、フィーディングで入ってきたバスではない。

あのワンドはサンクチュアリーの一部分であり、満潮の時間帯だけを過ごす場所なのだろう。

ゆえにカバーに対する依存度も低いし、特に活発に捕食するスイッチオンの状態ではないバスを狙っていたということ。

ボート上での足音にまで気を配っているところを観ると、全てが意図的であり、細かいところまで妥協しないところには感心してしまう。

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