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2017年2月 6日 (月)

スピナーベイトにもHG

スピナーベイトのロッドは何が良いのか?

スピナーベイトはルアーとしては巻物に分類される。

Basslog20170206c スピナーベイトにはカーボンがいいなんて人もたまに聞くけど、スピナーベイトであっても巻物は絶対にハイブリッドグラスがベスト。

カーボンがいいという人に理由を尋ねると、‘ブレードのバイブレーションが伝わってくる’‘感度が良い’‘投げやすい’‘ウィードを切りやすい’‘フッキングしやすい’’軽い’…といったところかな。

感度に関しては、日本人好みのバイブレーションがハッキリとしたタイプなら、グラスでもはっきりとバイブレーションは伝わってくるし、バイトを感知するのであれば絶対にグラスの方が取りやすい。

両者ともにスピナーベイトを引くと、引き抵抗によってロッドが曲がるけど、弱い力でも曲がるグラスの方がロッド自体への負荷が掛かる。

春なんかにスピナーベイトを引いていると、スピナーベイトを同じ方向で追ってきて、バイトしても盛期のように反転せず、そのままの向きでバイトしてそのままの位置で吐き出してしまうバスがいる。

このようなバスがバイトしてきた時、スピナーベイトのブレードの回転が停まり抵抗がなくなるだけで、ロッドには明確なアタリは感じない。

Basslog20170206bこの時 グラスだとスピナーベイトのブレードの回転が停まると同時にロッドへの負荷がスッと緩むのでバイトを感知しやすく、そのタイミングで合わせればフッキングは可能だ。

これがカーボンだと、ブレードの回転の停止も集中していれば判らなくもないが、分かりにくいのと、この緩みの直後にバスがスピナーベイトを吐き出す時の感触が‘コン’と伝わってくる。

ここでフッキングしてもバスが吐き出すタイミングでのフッキングになるので、フックポイントがバスの口内に軽くでも刺さっていない限り掛からない。

たまに耳にする「あ~今当たったのに…」ってことになってしまう。

キャストのしやすさは、ロッドがスピナーベイトのウエイトに合っていれば、フルキャストのしやすさはそんなに変わらないけど、カーボンでスピナーベイトのウエイトが乗るような硬さでは引くのには軟らかすぎる。

ショートキャストは軽い振りでもロッドにスピナーベイトのウエイトが乗りやすいグラスが圧倒的にキャストしやすく、軽い力で飛ばせるので余裕がありキャストの精度も高くなる。

ウィードを切りやすいというのは、ウィードの種類にもよるが、ロッドの角度と組み合わせるラインで対処できる。

フッキングのしやすさや、ロッドの自重に関しては、既にコンポジットによって完全に解決している問題だ。

Basslog20170206a ゆえにスピナーベイトもコンポジットであるハイブリッドグラスがベスト。

TVC-65M/HGがベストで、琵琶湖のようなウィードエリア中心にスピナーベイトを使うのであれば、TVC-71MH/HGがベスト。

グラス100%の欠点はカーボンとの融合で既に全て解消されている。

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