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2020年3月28日 (土)

元JBプロ

マグナム長尾は今はトップウォーターばかり投げているアングラーであるが、1990年代はJBプロとして活動していた。

当時はスキーターをハイラックスで牽引しトーナメントをトレイルしていた。

彼の最後のトーナメントは一緒に組んで出た2001年のJBⅡ桧原湖シリーズの最終戦。

エントリーはしていたものの、2人の都合が合わずに、最終戦のみの参加となった。

自分はそれまで桧原湖に行ったこともなかった。

前日にプラクティスに入り、初めてスモールマウスを釣った。

その時は長尾が「スモールもラージもそんなに変わらないですよ」のと言ったのを物凄く覚えている。

周囲の人達はライトリグをキャストする中、自分はスピナーベイト、長尾はクランクベイトをキャストしていた。

ベイトロッド自体桧原湖へ持ってきている人は少なかったの中、2人でベイトを投げて、スモールを釣っては大笑いしていた。

Basslog20200328a_20200330060001 そして大会当日は、当時でも珍しかった1キロ程のスモールを自分がばらしてしまい、5位に終わった。

その当時は悔しかった思いしかなかったけど、まあ今思えば、5位に入れたので良かったのかも。

そして長尾はこれを境にトーナメントは辞め、ケイズに就職し、マグナムケイズの店長として抜擢された。

元を辿れば、当時のケイズ社長の加瀬氏に紹介したのは自分なんで、佐原に移住させるきっかけは自分が作ったんだよなぁ…

佐原に家まで建てて、完全に佐原に定住した長尾。

そして後にマグナムケイズを買い取り、マグナムケイズのオーナーとしてスタート。

新たなマグナムケイズは彼の個性が更に濃く出ている店で、3坪の小さな店ながらお客さんはたくさん来ていた。

当時の彼は「釣具店では日本一の坪売上がある」とよく言っていたほど繁盛していた。

店に来る人達に共通して言えるのはみんな彼のキャラが好きだった。

あんなイカツイ風貌だけど、楽しいことが大好きで、彼の周りには常に笑いがあった。

笑わせることや、楽しむことしか考えていない幸せな奴だと大半の人は思っていただろう。

身近な人は知ってたと思うけど、物凄く酷い目にも彼は何度もあっている。

でも、そんなことの直後でも彼は愚痴もこぼさず、いつも通り周りとは接して笑いをふるまっていた。

彼の怒った姿を観たことある?

自分は1度だけ怒ったという話を本人から聞いただけで、25年程の付き合いの中で怒った姿は一度も見たことない。

最近はJB霞ケ浦シリーズのスタッフとして手伝ってくれ、今度は裏方としてJBに復帰。

Basslog20200328b 検量時にもいつも笑いをふるまい、最近では「検量の長尾」として板についてきたところだった。

JBスタッフが着ているポロシャツはラガーシャツなのだが、ムチムチの長尾は物凄く似合っていた。

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