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2020年10月 4日 (日)

素材と形状

昨日少し触れたゲーリーヤマモトのマテリアルならどんな形状でも釣れる訳ではないという話題にちょうど良いものがあった。

Basslog20201004a ダイワがゲーリーヤマモト素材で作っているネコ用のワームがある。

これらは全て釣れるには釣れるけど、ゲーリーのマテリアルが活かされているのは‘ネコファット’のみだろう。

これだけはよく釣れるので、最近多用している1/8oz.のネコリグではこれの5インチをよく使っている。

これの4インチを含め、他の物は釣れるけど…といった感じで、ゲーリー素材が活かされていない。

つまりこれらはゲーリー素材に合った形状をしていないのだろう。

サイズ違いであれもこれもよく釣れるといったワームというのが存在しないように、サイズも変わればマテリアルも替えるのがベストだろう。

その辺も3大メーカーは色々と工夫している。

ゲーリーヤマモトのイカシリーズは同じイカシリーズでもマテリアルを替えている。

ズームはヘビーソルト、スーパーソルトプラス、ベターザンソルトといった具合で塩の量で、形状やカラーに合わせて調整している。

スワンプクローラーに代表される棒状のストレートワームは圧倒的にズームのスワンプクローラーのスーパーソルトプラスが釣れるように、同じズームの同じワームであっても釣れる釣れないの差が生じる。

日本製ワームは釣れないものが多いのは、マテリアルに合った形状になっていないからというのが殆どだろう。

アメリカの既存ワームの形状を真似たものばかりなので、3大メーカーには敵わないのは仕方ない。

でもブルフラットのようにマテリアルに合った独特の形状で、物凄い釣れるものも存在する。

これはアメリカには似たものがあまりない形状であり、日本のマテリアルに合っている証がこの釣果に繋がっているのだろう。

他にも幾つかあるが、解りやすい例がレインズスワンプ

最初に登場した本家スワンプと全く同寸のものは、ズームのスワンプクローラーの釣果を知っている者からしたら腹立たしいぐらい釣れないぐらいの差があった。

その後、このレインズスワンプはサイズ違いを多々追加発売した。

すると、ちょうどマテリアルに合ったものができたようで、レインズスワンプJr.はなかなかいい感じで釣れた。

この形状が使用しているマテリアルにはマッチしていたのだろう。

釣れるワームをもっと釣れるようにするために、あの素材でとか、もっと比重の軽い素材でとか、釣れるワームを更にどうこうするというのが普通の思考回路だろう。

逆に釣れないワームを素材を替えて釣れるワームに…という思考回路は誰も辿らない。

ルアーに使用されている素材というのは色々あり、ワーム以外でも素材によって色々と面白い変化が起こる。

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