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2020年12月31日 (木)

Lew's

【Reels】

今年のLOY最後は番外編のリール。

リールは今年から使い始めた‘Lew's’のベイトリールに決定。

今年から使い始めたルーズ。

Basslog20201231-2 使い始めたきっかけはKVDのルーズへの加入。

それまでのルーズのイメージは、アメリカのリールという事で、自重は重そう、飛距離は出なそう、ガタが多そう、ハンドル重そう…といった感じで、全く見向きもしていなかったというのが事実。

KVDの移籍でルーズのリールをしっかりと観てみると、失礼な言い方をすれば「意外と使えそう」といった感じであった。

CL1SHが発売された時に4.9oz.というのは、ちょっと気になったが、更に下を行くABUの4.5oz.のリールを使用していたので、スルーしていた。

それにアブ製の160g以下のリールは耐久性に問題があり、同様に実用性には欠けるものであろうと勝手に解釈していた。

そんなこともあり、ルーズのリールを取り入れてみるにあたり、まずは自重が180g以上のもので、価格帯は2万円ぐらいのものを試そうと思いCG1Hを使ってみた。

このリールを使い、Lew'sへの想像は勝手な思い込みであったということが判ったと同時に、このリールが素晴らしい完成度だという事が判った。

まずは一番気にする部分であるドラグの強度は、アブをはるかに上回る強度であった。

アブのリールは、自分が一番ベイトリールで重視しているドラグのパワーで選んでいたのだが、同パワーのドラグでもアブを上回っていた。

飛距離も、最初はビビりながらブレーキ強めの設定でキャストしたが、ブレーキを緩めてもバックラッシュしにくいし、想像を遥かに上回る飛距離に違う意味でビビった。

日本のシマノのリールと比較しても、全く飛距離は遜色ないし、スキッピングやフルキャストといったもので比較するなら、むしろこちらのが投げやすいと思う。

それと自分は普通の人よりもフッキング時に力がリールに加わるぐらい思いっきりフッキングする。

ABUのアンダー160gのリールだとボディが歪んでしまうほどであったが、Lew'sは金属の様に全く歪むことのない剛性であった。

そしてルーズのリールを使用して、一番驚いたのがハンドル。

ルーズのリールは95mmが標準といった感じであるが、この長さって他社と比較すると長い設定である。

ハンドルが長いと力も入るし、更にウイングリップは抵抗が掛かってもしっかりと指がフィットするので、抵抗が掛かるものを引くときや、バスとのやり取りには想像を遥かに上回るスムースさになっていた。

過去に色々と長いハンドルを試したことがあるが、ハンドルは長くすればするほど巻き抵抗は下がるが巻きにくくなるといった感じがあり、使い心地とは反比例するものだと思っていた。

そんなこともあり、長いハンドルは使いにくければ短いものに替えればいいと思っていたが、そんな推測を見事に逆行してくれ思わぬ収穫となった。

とにかくLew'sのリールは巻きにくいどころか、ハンドルが長いのになぜか巻きやすい。

そしてしばらく使っているうちに、95mmハンドルに慣れ、巻物でもリールのギア比が今までよりも高いものでも大丈夫だというところへ辿り着いた。

それにより、速巻きが今までよりも無理なく自然に速く巻くことができるようになった。

速く巻きたくて、ギア比の高いリールで速く巻くと、どうしても巻きスピードが不安定となり釣果も下がってしまうが、ルーズだと一段階高いギア比にしてもスムーズに巻くことができることから、ルアーを引くことのできるスピードの範囲が広がった。

そんなこともあり、自分の中のギア比の基準が今年は少し上がった。

これにより特に変わったと感じるのが、ビッグベイトでの釣り。

今までは5.6:1を使用していたが、今は6.2:1に代えた。

これにより、ビッグベイトを引ける最速スピードが向上したのと、掛かってからのやり取りでの巻取りが早くなった。

ギア比が上がったことでラインスラックが出にくくなり巻物でのバラしが非常に軽減されたと思う。

Basslog20201231-1 ジグワーム用リールはTLH1XHTLCP1XHを使用してみたが、どちらも自重が150~160gと軽いので最初は不安もあったが、全く問題なく、これらもしっかりとしたボディに強いドラグ、そしてこれらに搭載されているブレーキシステムのACBは更なるスムーズなキャストができた。

フルパワーでのフッキング時にも全く動かないスプールは、しっかりとパワーロスなくフッキングができる。

今のところTLH1XHがルーズのリールの中で一番気に入っている。

そして11月には待望のKVDモデルがリリースされた。

これは15,000円クラスの価格帯からも、そんなに期待はしていなかったが、これまた予想を遥かに超える使い心地にビビった。

ブレーキシステムはCG1シリーズ同様のMSBということで、ある程度は出ることは判っていたが、これまた想像を超える物凄い飛距離でビビった。

ドラグは20lb.であるが、ドラグは他のリールもそうだが、他社の20lb.を上回る強さが出ているように感じる。

とにかく驚きの連続で、既にベイトリールは全てLew's製品に替えた。

日本ではほぼ使われていないリールだが、使った人は今のところ100%の人がルーズに移行している。

そんなことからも世界一売れているというのは、実際に使ってみて頷けた。

シマノのリールも良いけど、日本で比較対象にされるのはD社かA社。

それじゃあ子供を虐めている様なものでしょ…

Lew'sを知るべき…と、今更ながらかもしれないが今年自分は知った。

 

それでは良いお年を。

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