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2021年1月29日 (金)

Demon

先日話題に挙げた‘RED’、赤に関しては、よく質問も受けるものでもある。

ザリガニを食べているので赤が良いというのはよく聞く話だが、何度も言っているように、ザリガニが出てくる時期って結構遅いのでこれはないだろう。

これはないだろうと完全否定しないのは、もし絶対にいない真冬やザリガニのいないフィールドでバスの目の前にザリガニを落としたら食べるだろうか?

生き物と思えば好奇心でバイトしてくるだろうし、ザリガニを知っていれば条件反射でバイトするだろう。

普段食べていないものだと、食性からの本気でのバイトはないにしても、他の条件からバイトはしてくる可能性はある。

それよりも赤というカラーがこの時期によくありがちな水の色に合っているから、赤がこの時期に効くことが多い。

色々な状況下で釣りをしていると、赤と一言で言っても、色々な物が必要となってくる。

Basslog20210129-2 そんな赤でも迷ったときに便利なのが、ラパラのアイクカスタムカラーにあるデーモン。

パッと見はよくありがちなただの赤いクローカラーだが、この赤は実物をよく観ると判るが、非常に複雑なクロー系カラーだ。

ラパラにラインナップされているクロー系カラーはDTシリーズだけでも14個と非常に多い。

デーモンはその中の1つであるが、赤という観点から観ると、赤系統のカラーは2つしかない。

デーモンは赤のコントラストに変化を付けたり表層にパールを入れたり等、色々な要素を含ませてある。

Basslog20210129-1 バックはパープルとなっている。

パープルは春にワカサギのいるフィールドでは効くことが多い。

そんなパープルも含んでいるので、ワカサギのいるフィールドでもこのカラーは効く場面がある。

ワカサギとは似てもいないこんな赤いクローカラーがなぜ効くか?

以前に紫を強調したパープリッシュというカラーを作ったように、紫を非常に意識している状況がある。

特に産卵後のワカサギが弱って水面付近をふらついている時なんかは、弱ったワカサギが水面付近で波に揺られて放つ紫色の輝きに異常な程意識している。

そんな状況下ではルアーのカラーにちょっとだけでも紫が入っているといないのでは、釣果に雲泥の差が出る。

こんな状況下では確実にワカサギに似ていてパープルパールが入っているものがベストであるが、パープルが入っていることで、こんな状況にも一応対応できるということ。

春はバルサ製のルアーの出番が多くなるので、ラパラ製品の出番は多い。

必然的に赤系であって色んな要素を含んだデーモンは非常に使用頻度の高いカラーとなる。

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