フットボールジグ
フックの小さいフットボールジグが欲しいという依頼があり、久し振りにスモールフックのフットボールジグを作った。
自分が大学生の頃に世の中に登場したフットボールジグであったが、当時はウエイトやフック形状、スカートの質感等、自分の理想的な良いものがあまりなかった。
最初はモールド等への出費はあったが、作っているうちに買うよりもコストは掛からないし、理想的なものができるということで、ジグは作るのが当たり前となった。
学生時代は芦ノ湖の福井ボートで‘Fiendish Jig’という名前で販売していた。
当時作成するのに困ったのはパーツ類の選択肢が少なかったこと。
フックは理想的な物を、既製品のジグヘッドなどから探したり、フックに熱を加えて理想の形状に加工したりしていた。
スカートも供給元が少なく、理想的な太さ、カラー、張りのものがなくて困った。
その後は色々と理想的なものも出回るようになり、簡単に良いものができるようになったし、既製品も良いものが多くなった。
ラバーはスモラバが流行ってからはレギュラーラバーが普及し、細いファインラバーはちょっと影の薄い存在となった。
スモラバの様にラバーの水抵抗が必要な場合はレギュラーラバーは良いが、シルエットを小さくしたり、細かいアクションに対応させるにはファインラバーが良い。
今回のスモールフック仕様のフットボールジグにはファインラバーが合うので、スカートアンリミテッドのフィネスシリーズを使用した。
久し振りに作ったのだが、フックもすぐに理想的なものが入手でき、難なく理想的なものが作れた。
当時はパソコンもまだ一太郎の時代で、販売するのにパッケージの作成にも手間が掛かったけど、今ならパッケージも簡単に作れる。
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