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2021年8月16日 (月)

ライブ魚探

最近の魚探に搭載されているライブ画像。

これがあると、全ての魚が映し出されて、全て捕らえられると思っている人が多いようだが、そこまでは不可能。

画面に映った魚とルアーを観て釣るとなると、実際に肉眼で見て釣るサイトと同じ感じだ。

つまり見えた魚全てを釣ることができる訳ではない。

このライブタイプの魚探はそこが取り上げられることが多いけど、これをやるとなると、それだけに集中して釣っていかないと、なかなか普通のサイトの様にはいかない。

こればかりに集中していると、他の事が見えなくなり、ちょっと本来のバスとは次元が違ってしまい、ライブ魚探を付けたのに逆に釣れなくなってしまうなんてことになる。

これらの魚探に使われているビーム幅は非常に狭いので、自分の使っているルアーを魚探に映すのも慣れるまで大変だ。

捉えてもボートが動いてしまえば見失ってしまうので、それを維持するのも慣れが必要だ。

でも、使い始めて判ったのが、このライブ魚探の良さは他にもある。

Basslog20210816a 自分は他の魚探にはないメリットを3つ感じている。

これらは非常に釣りをしているとアドバンテージとなり、それに気付くと釣れるバスの数は飛躍的に伸びる。

その3つを目的として使用していると、バスを魚探で狙い撃ちしようとは思わなくなってしまう。

特に中層を回遊しているバスを釣るには非常に有効な道具となる。

ライブ魚探を使ったサイトの様な狙い撃ちも面白い部分もあるとは思うけど、それを使うなら海の回遊魚でも狙って使った方が面白いと思う。

ライブよりも前にサイドや360といった魚探を使って、インビジブルなカバーやストラクチャーをしっかりと把握して釣る釣りの方が面白いと思う。

二次元魚探では場所の把握をするのに物凄い時間が掛かったが、今ではそんなことが簡単にできてしまう。

例えば沖のハンプを探すにしても、二次元魚探だとかなり細かいピッチでジグザグに湖上でボートをゆっくりと走らせて魚探を掛けなければいけない。

更にハンプを見付けたら、見失わないようにある程度の目印にマーカーを投入して、色々な角度から更に魚探を掛けて形状とか頂上を把握する。

把握出来たら、今度はその中心となる部分から山立をして、その場所に再度入れるように正確な場所を3方向で山立しておく。

山立した目印はメモしておき、再度入る時はそれを見て魚探を掛けながら探して入るという、面倒な作業をしなくてはいけなかった。

それが今はGPSもあるので、天候が悪くて視界が悪い日でもすぐに入ることが可能だ。

最初の探す作業も、サイドを観れる魚探であれば、ある程度の幅を両サイド一気に探すことが可能となり、形状なんかはきれいに映し出されるので一目瞭然だ。

360があれば離れた位置から距離も確認できるので、ハンプの上をボートを通さなくても正確な位置が判る。

そして目印なくても正確にルアーを通すことが可能だ。

ライブ魚探があれば更にそこを目で見ながら釣るようなことが可能となるということ。

最近の魚探はここまで進化した。

そこまで知ると、これ以上はもう魚探は進化しようがないように思えるけど、使っているとまだまだ進歩の余地は多々ある。

今後どのように進化をするか楽しみだ。

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