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2021年9月23日 (木)

定番ルアー

タックルボックスの中を整理していると、使い古したワームが何本か出てきた。

Basslog20210923a よくよく観ていると、その大半が今年50アップをキャッチしたものであった。

改めて見てみると、釣っているのは定番中の定番といったものばかりだ。

使用頻度が高いからというのもあるだろうけど、定番となっているような長年売れ続けているロングセラーのルアーはやはりよく釣れる。

センコー、スピードクロー、スイングインパクトファットはバッタ物もたくさん出回っている。

でも面白いのは、オリジナルを超えるものって出てこない。

マテリアルやちょっとした形状の違いで別物となってしまうぐらい変わってしまう。

センコーなんてただの棒状であり、ほぼ同じものが他社から多々発売されているけど、センコーを超えるものは未だにない。

同メーカー内でサイズ違いなどをリリースしても、オリジナルを超えるものって出てこない。

センコーは5inが圧倒的に良く釣れるように、小さくしたり大きくしても釣れるには釣れるけど、オリジナルを超えることはない。

でもセンコー5inは日本では不人気。

これは日本であまり販売していないことと、5inというサイズが日本受けしないというのが原因だろう。

逆にアメリカでは人気がないが日本では人気があるスワンプクローラー。

これなんかを見てもオリジナルのスワンプクローラーはよく釣れるが、スワンプクローラーを真似たワームは釣れるには釣れるけどスワンプを超える釣果は出せない。

同じマテリアルでも微妙な違いでも大きな差が出ることもある。

例えばスワンプクローラーなんかは、同マテリアルで塩の含有量が違うものが存在する。

スーパーソルトプラスという塩を通常よりも多く入れられているものは特によく釣れる。

では塩がたくさん入っていれば釣れるのか?

ズームマテリアルよりも明らかに塩の含有量が多いヤマモトマテリアルで作れば釣れるのか?

ヤマモトマテリアルでスワンプ形状のネコストレートは明らかにスワンプには敵わないことからも、ただ単に塩を多くすればよいというものではない。

パワーホグは4inがベスト形状だと自分は思っている。

でもそれはテキサスリグでの使用の場合であって、キャロなら3in、DSならバルキーがベストと、他のサイズは他の使い方をすると良いものもある。

最近多用しているZマンのエラストマー製のものだと、あれがベストというものがある。

これはこれで既存のワームとは違うマテリアルの性質があるので、それに合ったものがある。

突き詰めると色々と面白いものがある。

近い将来、プラグの素材も替わるだろう。

そうなると全く同じものを作っても、その素材の性質によって色々なものに変化が出てくる。

そうなれば釣果にも影響が出るのは必然。

そんなところまで突き詰めて考えているメーカーは幾つあるのだろうか?

某メーカー社長が「アパレルはテスト期間がいらないから手っ取り早く儲かる」と言っていたが、確かにルアーの場合はテストするには時間もお金も掛かる。

そのメーカーは定番となるようなルアーはまだないけど、いつかはしっかりとテストを重ねたものをリリースすることだろう。

どんなメーカーでも大体1つは定番ルアーと言えるようなロングセラーのルアーがある。

そんな定番を2つも3つもあるようなメーカーは凄い。

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