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2021年10月 3日 (日)

ブラックバス

バスは順調に育てば生まれて1年で25㎝ぐらいまで成長する。

今の時期に15㎝ぐらいのバスは今年生まれたバスだ。

最近のフィールドは生態系のバランスが取れていて、バスの数は安定しており増えも減りもしない状態が続いていた。

そんなこともあって、小バスというのは昔と比較するとあまり見掛けることもなくなった。

Basslog20211003a 先日たまたま仕事中に時間があったので、近くの河川を覗いてみると、小バスが数匹水面付近に浮いていた。

霞ヶ浦水系でもそんな光景が昨年から観られる。

一昨年の台風による増水で横利根を中心に魚が大量に死んでしまった。

その中にはたくさんバスもいた。

バスはその水域にバスが多ければ、同じバスでも食べて間引きしてバランスを保つ。

そんなことが水中では今まで起こっていたのだろう。

でも昨年は数が減ったので子孫を増やさないといけないとバスも環境の変化を察知したようだ。

昨年は20㎝に満たないようなバスがたくさん釣れていた。

そして今年はそれらが順調に成長したようで30㎝弱のバスがたくさん釣れている。

バスが入るとその水系にいる魚を食い尽くしてしまうと言われているけど、2025年でバスが日本に入ってから100年経つが、最初に入った芦ノ湖の魚はもう食い尽くされたかな?

芦ノ湖は貧栄養湖だが、バスもトラウトもワカサギもへらもエビもたくさん共存しており、ワカサギ何て過飽和状態という素晴らしい環境を保っている。

更に桧原湖等も含め、わかさぎ釣りが盛んな湖の9割近くは芦ノ湖産のワカサギに頼っているという現実がある。

いつワカサギを食い尽くすのだろうか…

バスはそんなに強い魚だとは思えない。

バスは増え過ぎて困るとも言われているが、ではなぜそんなバスを養殖して、それが競り合いになるのだろう…

30年前に、バスは減っているのでこれからは養殖して増やす必要があると訴えかけたけど、当時は大学教授も苦笑いだった。

その頃同じようにバスを養殖する必要があると言ったのがJBの会長だった。

そして当時バスブームで資金力があった河口湖漁協はすぐに養殖に着手して成功した。

鯛ヒラメと同じペレットで育てられるバス。

それが鯛ヒラメ以上の価格で卸される。

バスの重さが1キロだったら、そのバスはペレットを2キロ食べてそのサイズにまで成長したことになる。

以前にも餌量のことを記したが、食べた餌の乾重量の1/2が体重となる。

つまり1キロの養殖バスに掛かった餌代はペレット2キロ分の値段となる。

色々と話し始めたら切りがないのでこの辺で止めておこう…

釣りをする人が身近な人にだけでも、ちゃんとした現実を話せれば、徐々に世間の風向きも変わると思うのだが…

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