そろそろスポーニングも終盤となったと思い、桧原湖へ訪れてみた。
水中を覗くと、まだネストはあるものの空や小型のものが多く、やはりピークは過ぎているようであった。
ポストの時期ということで、細めのラインを巻いたスピニング主体でタックルは組んでいった。
でもベイトタックルは4セット積んだので、これでも普通の人よりは多め。
実際に釣りをしてみると、釣れるには釣れるけど…という感じであった。
結局ベイトタックル主体の速い釣りで自分は一番釣った。
ベイトタックルなら掛けてからリリースするまで30秒ぐらいで済む。
釣ったバスのアベレージは800g台と、桧原湖の通常よりやや大きめであったが、掛けてからボートに上げるまでは10~20秒程度で、フック外してリリースするまでプラス10秒程度。
現在の桧原湖はイージーに釣れる時期という事もあり、湖上は普段以上に賑わっていた。
スピニングタックルでやり取りに時間が掛かり、針外しに時間が掛かって、更にそこから手が見えないようにバスの持ち位置を前へ必死に出したり、バスの角度変えて…アイドル並みの撮影会が始まってしまう。
そういったシーンを観ている時に水揚げされた瞬間から自分の息を止めてみた。
バスが再び水に戻れるまで息を止めていられない程の長い時間バスは捏ね繰り回されてしまう。
最近はラバーネットを持っている人が多いので、ランディングは早くなっていると思うけど、そこからデッキの上にネット置いて暴れるバスを押さえ込み針を外す行為に及ぶまで長い。。。
フックを飲まれている時に最悪なのが、鰓からペンチ入れている人がいるということ。。。
それやったら数日中にそのバスは死に至る。
鰓は絶対に触れてはいけないので、オエオエ棒で素早く外すのが一番なので、オエオエ棒はランディングネット以上に必需だと思う。
オエオエ棒をうまく使えないという人がたまにいるけど、そういった人はオエオエ棒の使い方を練習するか、最悪フックを外さずそのままリリースした方が生存率は高まる。
ベイトタックルで抜き上げても、慣れていない人だとデッキの上でバスをバタンバタン跳ねさせてしまうだろう。
抜き上げても尾っぽの最低限のみデッキに付けて、すぐにバスの口を持って針を外す。
アメリカのプロを観ていれば判るが、彼らはバスをランディングしたら真っ先にフックを外し、カメラへバスを向けるのはそれからワンポーズのみ。
針が刺さったままではバスも痛いと思って、すぐに外してあげるように心掛けると良いと思う。
バスは水中、人間は空気中で暮らしているので、それぞれ逆へ行ったら苦しいでしょ。
バスをキャッチしたら再び水中にバスを戻すまで自分の息を止めているというのは、空気中に上げられたバスの気持ちを最も感じやすいのかな…と、今回の釣行で思った。
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