50up・4
この1本はグリグリと巻いて水深4.5mにあったカバーへコンタクトさせて釣った。
フォワードフェイシングソナーの登場で、このような見えないモノにコンタクトさせる釣りというのも容易になった。
以前はそのカバー上をソナー通して確認して、マーカーブイ入れて、キャストしてコンタクトさせる位置を決めてから、3方向から山立てして、それをメモして…
と、時間も掛かる面倒な作業であった。
それに2次元魚探ではしっかりとそのモノの把握はできなかった。
たぶん岩だろうとか、沈船だろうとか、ルアーを通して感じる感触で推測していた。
そんなこともあって減水してそのもの自体を目で確認できるようになった時に、全然違うものだったなんてことはたまにあった。
でも今ではエレキで流している時にでも、前方に何かあればすぐに判る。
知らないフィールドでも、単調なストレッチでも、その先の水中がどうなっているのかが瞬時に映し出される。
水深と距離を確認してそこに合ったルアーを通せばいい。
色々と時間短縮になって楽になったし、精度の高いアプローチも可能になった。
クランクベイトのキャストした距離と、使用しているラインの素材と太さ、リーリングスピード等を把握していれば、カバーにコンタクトさせてヒラ打ちさせるなんてことは簡単にできてしまう。
この時もカバーを確認して、的確に当てるには使い慣れているIK-500なら容易であった。
ちょっと速巻きしてカバーへコンタクトさせるとスッとバイブレーションが止まりカバーをかわしたことを感じ、再びクランクが水を噛み動き始めてバイブレーションがロッドティップに伝わったきて、直後にフッとバイブレーションが止まった。
クランクベイトが平打ってバランスを崩して、再び水を噛んで泳ぎ始めた瞬間にバイトしてきたということだ。
この平打ちからバイトまでの時間は1秒以内の出来事だろう。
グラスコンポジットのロッドを用いていると、そこまでの水中の情報をロッドから得られる。
慣れている人だとバイブレーションが止まった瞬間に身体が自然とフッキングする。
この瞬間がたまらなく気持ちいいと思っているクランクベイト使いの人はたくさんいるだろう。
そしてその魚が50アップだと嬉しさ倍増だね。
そんな感じで今年4発目の50アップは気持ちよくフッキングが決まり、サイズもよくて最高に気持ちよかった。
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