ニーリング
ようやく暑さも和らぎ秋らしくなってきた。
水温も徐々に下降傾向にあり水中も秋らしくなってきた。
秋らしくなった途端にクランクベイトへの反応がよくなった。
今年は春夏とクランクベイトがイマイチ出番がなかったので、久し振りにクランクベイトの釣りを楽しめている。
今年は暑かったこともあって、全体的にディープレンジに居るバスが多い。
そんなこともあって深いレンジを探れるディープクランクが好調だ。
とりあえず最初にキャストするIK-500R2はなんだかんだ一番数は釣っている。
でも今年はこのIK-500でも届かないレンジにバスがいることが多く、ドラッギングやニーリングで使って釣っている。
先日、色々と探っていると、水深6.5mぐらいがベストなレンジであることに気付いた。
IK-500だとあと少し届かない微妙なレンジであった。
ドラッグしてしまえば余裕で届くのだが、いちいち少しだけボートを動かすのも面倒だった。
そこで思い付いたのがニーリング。
ニーリングとはフルキャストしてからデッキに膝を付けてロッドティップを水中に入れてリーリングすることで、通常よりもクランクベイトを深く潜らせるという手法だ。
自分自身ニーリングは久し振りにやった。
TVC-65M/HGでフルキャストし、ロッドを水中に入れて膝をデッキに付けてリーリングを開始した。
TVC-65M/HGでクランクを使用していると、このロッドで特に拘って作ったクランクベイトに追従して動きやすいロッドティップの動きの変化でバイト前の前触れやバスのバイトを感知しやすい。
水中に入れてしまうとそのティップの動きが判りづらいと巻き始めは思っていた。
でもバイトが来た時のクランクベイトのバイブレーションがフッと止まるあの感覚が、リールのハンドルから明確に感じ取れた。
2匹3匹と釣っていくと、リールで感じていた感覚と同時にのロッドティップの緩む感じも判った。
水中に入れることでちょっと感覚は鈍るけどしっかりと伝わっていた。
ロッドへの巻き抵抗の負荷とリールのハンドルへの負荷が両方消えた瞬間に、水中からロッドを引き抜きながらビシッとフッキングするとガッチリとフッキングが決まる。
何とも言えない気持ちよい瞬間だ。
上がってきたバスは殆ど口の周りにフッキングしていたので、バスの活性自体はそんなに高くない感じだったので、グラスロッドだからこその利点が活かされていたと言えるだろう。
久し振りにニーリングしたけど、ニーリングなんてほぼ死語になっている。
30年ぐらい前に山中湖の水中島でDD22やディープショットをニーリングしてよく釣ったのを覚えているけど、それ以外でニーリングってあまり覚えがない。
その後もやってはいたこともあるけど、はっきりとニーリングが効いたと実感したのはその時以来だと思うので30年振り。
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