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2024年10月10日 (木)

FFS

ガーミンのライブスコープに代表されるフォワードフェイシングソナー。

これに関する規制がB.A.S.S.で発表された。

全面禁止ではなく、主な規制は振動子は1つでエレキに装着し、魚探の画面サイズが合計で55inまで等となっている。

全面禁止でなければそれほど試合展開に影響は出なそうな気はする。

Basslog20241010a_20241010150101 BPTは2つまでで360も1つとカウントするという規制になっている。

バスフィッシングのスタイルが特にトーナメントシーンではFFSの登場で大きく変わってしまったのは確かだ。

FFSでのシューティングの釣りはサイトでの釣りのようになってしまい、観ている側は何をやっているのかよく解らないし、明らかに観ててつまらないものになってしまった。

サイトフィッシングが観る側からしてつまらないのは、ルアーの力を発揮させての釣りではないのが一番の原因だろう。

桟橋の下にボケ~っとしているバスが居て、そこに小さなワームを落として釣ったとする。

釣った人を見ても凄いとは思わないだろうし、使っていたワームを欲しいとも思わないだろう。

極端に言うとそんな感じになってしまっており、トーナメントでのウイニングルアーなんて気にしなくなってしまった人が多い。

パターンもあるんだかないんだかよく解らない状態なので、観る側のトーナメント離れも加速してしまったと思う。

FFSはルール上使用可能なら勝つためには導入すべきだろう。

なので選手がそこへ辿り着いたのは必然である。

このような釣りをしていると、ルアーはもはや目の前に落とせれば何でもいいみたいになってしまう。

日本のようなフィールドであればどんどん繊細な釣りになって、いかに喰わせるかといったところへ辿り着く。

それで最近流行りのマイクロホバストといった釣りが普及した。

こうなってしまったらルールで規制を設けるしかない。

アメリカの運営サイドもそこへ辿り着いたのだろう。

アメリカの規制開始に伴い日本でも規制が設けられることが検討されている。

自分もFFSは使用しているけど、バスを探してシューティングするという釣りには使っていない。

前方の地形を確認できる便利な魚探として使っている。

自分の釣りのスタイルだとなくてもいいとは思うけど、今まで前方の地形が把握できたのが出来なくなるのは辛いかな…

今後は湖単位での規制も出てくると思う。

それはそれで面倒なことになる。

色々な柵があると思うので、規制するにも物凄く難しいことだと思う。

猶予期間は必要となるだろう。

今後どのようなことになるのか予想も付かない。

B.A.S.S.の規制はエリートシリーズとクラシックのみに適用でその他のシリーズでは規制は今のところ何もない。

そんなB.A.S.S.では本日よりオープン最終戦2024 St. Croix Bassmaster Open at Lake Martin presented by SEVIINが開催される。

これで来季のエリート昇格選手が決まる。

エリートに昇格する選手は来年から規制のある土俵で戦わなければいけない。

今年度のようにルーキーが大活躍するようなことはないのだろうか…?

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