JB霞ヶ浦series
日曜日はJB霞ヶ浦シリーズ最終戦ジャッカルカップが開催された。
暑い気温も落ち着き、天候も安定していて客観的には釣れそうな陽気であった。
しかし、選手に状況を尋ねると、今年の4戦中一番きつい状況とのこと。。。
結果を観てみると、110名参加で3本のリミットを揃えられたのが4名で79名がノーフィッシュ。
ウエイン率は3割弱と、確かに厳しさが窺がえた。
全体的には東浦での釣果が多かった。
優勝の小西純も東浦のリーズとカバーが絡んだ場所で釣ってきた。
この日は7本掛けて5本キャッチしたそうだ。
この釣れない状況下でこの本数というのは圧倒的な数で、このキャッチ数に貢献したのがプロキュアだったそうだ。
小西選手の表彰台でのコメントはプロキュアに対して興味を惹かせるうまいコメントだったと思う。
プロのコメントってこうでなければいけないと思う。
でも現状は違う…
最近はFFSでの釣りでパターンも釣り方も聞いたところで、どうでもいいといった傾向が強くなってしまい、表彰台に上がった選手のコメントに対しても同じ土俵で戦っている選手ですら興味を持たないというのが現状だ。
一般のアングラーは更にその傾向は強い。
昔はどこかに釣りに行く予定があると、そこで開催されたトーナメントの結果を聞いて参考にするといった人が多かった。
しかし今は全く参考にもならないので見向きもしないアングラーが殆どだ。
A社のサポートを受けている選手が「A社のルアーで釣りました」と言うのは当たり前だけど、なぜそのルアーだったのか、どうしてそのルアーに辿り着いたのか、なぜそのルアーでなければいけなかったのか…といったものを一般の人は求めている。
特にバスフィッシングの場合は‘釣れた’ではなく‘釣った’を求めている人が大半だ。
よく耳にするプロのコメントで「少しはスポンサー様に恩返しができた」といったものがある。
あなたはどれくらいの影響力があるのか解かっているの?と聞いてみたくなる。
精々その選手の周囲の人達が買ってくれる程度だろう。
最近はトーナメントと言っても参加者数も少ないので、挨拶もまともにできないような選手でもバックボーンがしっかりとしていればある程度の成績は出せてしまうというのが現状だ。
経験の多いベテラン選手は引き出しも多いので迷いも出て失敗することもある。
そんなベテラン選手がトーナメントに出始めて数年の選手のFFS観ながらワンフックアラバマを放っているような釣りに負けてしまったりする。
FFSを駆使して1インチワームで釣ってきた選手よりも、釣れなくてもプラクティスをしっかりと熟して色々と考えて試合展開している選手の方が例え釣ってこなかったとしても面白い話が聞ける。
一般のアングラーも求めているのはそういったところだと思う。
今回優勝の小西選手は結果もコメントも素晴らしかった。
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