G87 20A
2024 L.O.Y. 【EX.Deep Crankbaits】
エクストラディープクランクベイトはレアリスクランクG87-20Aに決定。
クランクベイトは多用するルアーの1つなので、シャロー、ミドル、ディープと3部門にいつもは別けている。
今までディープクランクと言えば1oz.クラスの5mダイバーくらいまでであったが、最近はビッグクランクの登場で更に潜るエクストラディープクランクも幾つか登場した。
ということで今年は初めてEXディープクランクも入れた。
この領域の火付け役と言えばストライキング社の10XD。
2oz.クラス7mオーバーダイビングという10XDのデビューは衝撃的だった。
あれから早12年経過した。
それからは他社からも同クラスのEXディープダイビングクランクも多々発売された。
10XDは既存のディープクランクよりも一気に何もかもが増したのだが、この12年の間にその中間を埋めるサイズのクランクベイトも多々発売された。
色々と使ってみた結果、幾つか気に入って使っているものがある。
その中の1つがこの20A。
EXディープクランク自体必要とするフィールドと、活躍する時期というのは少ないこともあり、出番も少なかったので、20Aはこれはいいと思いつつもあまり出番がないままであった。
これのサイズ違いで4.5mダイバーの15Aというものもある。
ただこの15Aは20Aとは別物。
これを先に知ってしまうと20Aに手を出すことはなかったと思うぐらい20Aとは違う。
20Aは非常に動きが良い。
クランクベイトをよく解っている人なら使えば一目瞭然だと思う。
このクランクベイトは非常に飛距離も出るので、6m潜らせるのは結構容易だ。
0.33mmのフロロカーボンラインを使うことが多いが、この太さでフルキャストしてロッドティップは水中に入れなくても6.6~6.8mぐらいは潜る。
ロッドは一般的にはちょっとキャパオーバーと思われるTVC-71MH/HGで使用しているので、飛距離は普通以上に飛ぶ。
グラスコンポジットのロッドの場合カーボンロッドのルアーキャパと違って、表記されているものより少しぐらいキャパオーバーでもキャストできる。
このロッドは若干スローテーパー寄りなので、このサイズのクランクベイトはロッド全体にしっかりとウエイトが乗ってキャストしやすい。
そして驚愕の飛距離が出せる。
クランクベイトリトリーブ時に重要となるロッドティップの動きもこのロッドのテーパーはビッグクランクに非常に合っている。
通常であればもっとヘビーなロッドを用いる人が多いと思うが、そうすると必然にロッドティップの動きは小さくなる。
このくらいのロッドが非常に合っている。
20Aは硬いロッドでキャストしても結構飛距離は出せるので、このロッドでキャストすることで更なる距離を稼げる。
このクランクベイトはニーリングすれば簡単に7mラインに達するので、7mボトムのボトムバンピングも普通にこなせる。
このクランクベイトの特徴としてリップの形状が他社製品よりも細長い。
このリップ形状も他のクランクベイトとは違った味を出してくれる。
日本製のクランクベイトは巻き抵抗が少ないものが多いが、このクランクベイトは意外と抵抗が強い。
同クラスのクランクベイトと比較すると若干引き抵抗は軽いけど、日本製という目線から観ると強い部類に入る。
その抵抗ゆえのエラティックアクションはいい感じだ。
ストップ&ゴーをすると更に不規則感が増してこのクランクベイトの良さを最大限に引き出せる。
ボディもしっかりとしており結構頑丈な作りとなっている。
フックはコーティングされた若干内向きのフックが採用されている。
これは非常に刺さりがよい。
ただ耐久性はイマイチだが、DUO製品は純正フックと同じものが販売されているので全く同じものに交換しやすい。
今年は一気にこの20Aへの信頼が増したので、来年以降は今まで以上に使用頻度は上がるだろう。
| 固定リンク
コメント