旧ウィグルワート・2
旧型のウィグルワートのマテリアルはどちらが良いか?
これに関してはよく話題に上がる部分である。
自分は何度か言っているけど、どちらもよいものがあると思うので、それよりも個々の動きの方が重要と思っている。
自分が使っている旧ワートで一番気に入っているものはクリア素材のもの。
これをクリアレッドベースで再塗装したものが最も気に入っている。
クリアとボーンを比較すると、他のルアー同様にボーンの方が動きのピッチは速い。
動きのピッチが速いから釣れるというものでもないので、ボーンがよいと言っている人はピッチを重視しているということではないだろうか?
バドやザラといったトップウォーターの場合、素材の違いで釣果に大きな差が生じるのは確かだ。
でもウィグルワートでは素材での違いはそんなに出ないと思う。
素材によって浮力は違う。
これもマテリアルの比重からすれば普通の事である。
自分の使い方はボトムに当てながらゆっくりと引くことが多いので、少し重いクリアの比重がゆっくり引きやすくて好きだ。
ボーンは若干比重は軽いので動きのピッチはクリアよりも速い。
ウィグルワートはDD22同様にロールがほぼ入っていないのでボトムに当てて引き続けても、激しいウォブリングを続けてボトムでもハンティングアクションを出せる。
人それぞれ使い方には癖があったり、よく行くフィールド、使うシチュエーション等で好みが分かれるのは必然だろう。
あと自分が旧ワートが良いと思っている部分の1つにラトル音がある。
これのラトル音がちょっと鈍い感じでよい。
自分がよく使うジャイアントドッグXなんかも、タングステンの現行品ではなく発売当初の鉛のウエイトのものが気に入っている。
音自体は現行品の方が鳴るのだが、鉛の音の方が反応が明らかに良い。
ウイグルワートも鉛のウエイトの音の方が反応が良い。
ボディはクリアの方が良いようで、ボーンだとちょっと高い音がしてしまうからかあまりよくない。
通常、素材の硬さはボーンの方が硬くて甲高い音がして、ラトル重視のルアーだとボーンが良いとされている。
確かにこれに関しても出数で明らかになるトップのスーパースプークなんかで判断するなら、明らかにボーンが良い。
旧ワートだと鉛が酸化してしまい音が出なくなってしまうものがあったりする。
これはノンラトルでこれがまたいい感じで釣れたりするので、何が良いのか断定するのは無理。
素材や音に関するウンチクは肯定も否定もできるので、使い手の勝手な後付けにすぎないということ。
ウィグルワートの引き方は以前にも挙げたアーロンの引き方を参考にするとよいと思う。
この動画を挙げたのがちょうど10年前になる。
2015年といえば2014年で長年契約していたメガバスと契約が切れたアーロンであったが、エリート戦で2勝し、更にAOYを獲った年でもあった。
あの時の2勝は両方とも非常に印象深い試合展開であった。
ブラックバードのネストを狙っているバスを狙ったハバス戦、デッキから響く音を排除するために靴を脱いで釣っていたケサピーク戦。
もう10年も経つんだね。
今もアーロンがいたらどのような試合展開をしていたのだろう…
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