2025JB桧原湖シリーズ開幕
初戦が荒天で延期となったため、ようやく今年のJB桧原湖シリーズが始まった。
今回の第2戦ベイトブレスカップは7月27日日曜日に開催された。
JB桧原湖シリーズは現在JBプロシリーズでは最多参加人数の大会となり、今回は111名が参加した。
東北地方も梅雨明けし、避暑地である桧原湖でも今年は連日30℃に達するほどの暑さが続いている。
それと同時にここのところ東北地方は雨が殆ど降っておらず、深刻な水不足が懸念されている。
その影響もあって水位は徐々に下がってきており、現在はマイナス1.4mで徐々に減少傾向にある。
水温は表水温で27~28℃となっている。
釣果は誰もが「今年はよく釣れる」と口を揃えて言うほどよくなっている。
水深5~6mぐらいが最もバスの数は多い感じで、徐々にバスのいるレンジは深めになってきている。
今大会は2,500g以上ウエインした選手が15名と、過去最高となった。
しっかりと確認していないが、おそらく全体的には過去最高のハイウエイトとなった。
今回はラージマウスのウエイン率も高くなっていた。
通常ラージを混じらせるミックスバッグが多いが、優勝の伊藤諭はリミット全てラージマウスで揃えてきた。
キッカーとなる大型のラージをミックスさせてウエイトを稼ぐというのはよくあるけど、伊藤諭は中型を粒揃いで揃えた。
これは完全にラージに的を絞り、的確に狙い撃ちしてきたということだろう。
JB桧原湖シリーズに参戦している選手で自分が強いと思う選手は10名程いるが、伊藤諭はその中の1人。
彼の一番衝撃的だった試合は2012年第1戦ジャッカルカップ。
その時は自分も出場しておりプラクティスもこなしていたのでその時の状況はある程度解っていた。
自分が想定していたウイニングウエイトは3キロ強。
1,000~1,200gのバスを何匹混ぜられるかといった感じでウエイトを伸ばすしか手立てがなかったので、この時はとにかく数を釣ることに徹して入れ替えていった。
数はかなり釣ったものの結局トータルウエイトは2,500g強であった。
そしてその大会を制した伊藤諭は2位に1キロ以上離す4キロ弱をウエインしていた。
この数字は全く想定できなかったのと、その時の釣っていたエリアにはダブルで衝撃を受けたのを覚えている。
そして今大会2位は大仏こと石澤智史。
彼も桧原湖では強いと思っている選手の1人で、今回はスモールのみで3,400gを超えるという素晴らしい結果を出してきた。
大仏は最近好調で昨年の同大会でも2位、その後も好成績が続いている。
大仏は桧原湖の情報発信もマメに行っておりガイドもやっているので、興味のある方は依頼してみるのもよいと思う。
そして今年は長年期待している年間10キロオーバーの記録も出そうな気がする。
今回は3キロオーバーが3名、2,500gも15名となっていたので、年間4戦で10キロ超えにはかなりいいスタートとなった。
昨年に名前を挙げた12名の選手達からも伊藤諭、佐藤透、木戸郁也、加藤敏久の4名は2,500gオーバーを持ち込んでいる。
今年は遂に年間トータルウエイト10キロオーバーが出そうだ。
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