THタックルのフラットサイドクランクであるTHFに第3弾が登場した。
これを最初に泳がせてみて「遂に使えるプラスチック(ABS)製のフラットサイドが出た」と直感で思った。
バルサ製の良いものを知っている人からしたらABS製のフラットサイドクランクは使い物にならないものしか市場にはないと思っているだろう。
巷では良いとされているものでも、実際に使ってみると駄作ばかりであった。
ABS製のルアーだと射出成型して左右のボディを貼り合わせるという製造方法となるので、どうしてもフラットサイドは体積の少なさから肉厚となりその重さが動きに悪影響を与えてしまう。
このブログに出しただけでも結構な数のABS製のフラットサイドクランクがある。
どれも釣れないことはないけど、フラットサイドの良さは活かされていないものしかなかった。
そしてバルサか発泡ウレタンでしかフラットサイドらしさを発揮できるクランクベイトはないという判断に至った。
そんなこともあってABS製のフラットサイドはいつもこれで最後にしようしようと思いつつも手を出してしまっていたけど、遂にSKのチックマグネットを最後に見向きもしなくなっていた。
このTHF3は3Dプリンターで作成することで肉薄にすることが可能となり、ABSとは思えぬレスポンスが出ているということであった。
ということで久し振りにABS製のフラットサイドクランクを使ってみた。
シャロークランクでは絶対条件となる立ち上がりの早さからしてこれは只者ではないと驚かされた。
動きはフラットサイドらしい、バルサ製のような動きとなっている。
真夏のシャローがあまりよくない状況下で使用してみたが、それでも大小何匹かのバスが喰ってきた。
最もフラットサイドクランクが頼りになる春の低水温期はかなり期待できそうだ。
インレットでの高速リトリーブなんかも効くだろう。
TVC-65M/HGで使うのがちょうどよいが、クリアウォーターで高速使用するのであればTVS-65ML/HGでの使用がよいだろう。
このクランクベイトを最初に使った時はTVC-65M/HGにフロロカーボンの0.33mm(≒15lb.)だったのだが、この太さだと潜行深度はほぼ1m。
1m以浅の潜行深度でよいクランクベイトってかなり少ない。
このクランクは太いラインでも特にラインの影響は出ないので、0.38mmぐらいに太くして1m以浅のクランクベイトとして使用してもかなり期待できそうだ。
THタックルといえばゾーイのイメージが強い人が多いようだが、自分はクランクベイトのイメージが強い。
なかなかこれだけ良いクランクベイトをコンスタントにリリースできるって物凄いことだと思う。
自分は日米のクランクベイトをどちらもかなり観ていると思うし、普通の人よりも使っている時間は長いので体感的に判ることも多々ある。
本職である釣具店の店員でも自分と対等にクランクベイトに纏わるエトセトラを話せる人ってほぼいないんじゃないかな?
クランクベイトって作るのは簡単かもしれないけど、長年スタンダートして使える良いものを作るのは難しいと思う。
これだけコンスタントに良いクランクベイトを作っているメーカーって、日米両方観ていても他に1つくらいしか思い浮かばない。
濱田さん田辺さんってそう考えると国宝みたいな人なので、世界に誇れる人物だと思う。
THFもTHF-1が発売されてから17年経過しているので、昨日のハードヘッドと同じくらい経っている。
両方共最近のものに感じるのだが、そんなに時間が経っているんだね。
そしてふと自分のバス釣り歴を考えると、既に40年を超えていたことに今更ながら気付いた。
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