2025年1月27日 (月)

Spring Jerkbait

ジャークベイトは春と秋に非常に効く場面がある。

でも春と秋に効くジャークベイトの動きというものには違いがある。

春はログの様にジャークしても移動距離が少なく、少なくてもしっかりと水を動かすようなものが良い。

このようなジャークベイトというのは他にはあまりない。

Basslog20250127-2 ログ以外だとロングAくらいしか思いつかない。

日本製だと昔ラッキークラフトから販売されていたフラッシュミノーの110というサイズがあったが、それは春に合っていた。

水温が2桁に入れば日本製の左右にダートしやすいジャークベイトも釣れるようになるが、1桁台の低水温期は移動距離の少ないジャークベイトがよく釣れる。

つまり日本製のジャークベイトはフローティングがよくなる時期が使いどころの目安となる。

2ケタ台に突入してからのが活躍するというのに、日本製のジャークベイトにはサスペンド仕様が多いのは何故でしょう…?

移動距離が少ない方がよいのなら軽くジャークすればよいと思うかもしれないが、軽いジャークだと全然集魚力がないのでこちら側からルアーをバスに近づけなくてはいけなくなってしまう。

ある程度の大きさもあった方が効果はあるので、ログは10ログのような5.5inサイズを使うことが多い。

それならもっとデカいビッグベイトはどうなのだろうかと考える人もいるだろう。

Basslog20250127-1 色々と試してみた結果ビッグベイトで同効果が得られると思っているのがジョインテッドクローとスピナービル。

ジョインテッドクローはリールを1/3回転刻みくらいに巻くことで左右に頭を振るので、ジャークベイトのような効果を得られる。

これに気付いた頃は結構湧いてきて反応が良くてこれだけでよいのではと思ったけど、徐々にバスも慣れてきてしまうのか、通常のジャークベイト同様にしっかりとレンジを合わせないと出なくなってきた。

そうなるとジョインテッドクローは浅いレンジでしか使えないのは欠点。

低水温期はサスペンドもピッタリと止まらないと喰わないことが多い。

そうなるとスピナービルはしっかりとサスペンドに調整して使えるし、大きさがあるのでゆっくりとしたストップ&ゴーだけでジャークベイト同様の効果を得られる。

もう1つの春の定番ジャークベイトであるスプーンビルとのいいところ取りができるようなものだ。

春のジャークベイトはある程度の透明度が必要である。

誘って停めて喰わす釣りなので、視覚に訴えられるような透明度を持ち合わせた水域で有効だ。

霞水系等の透明度では春にジャークベイトはほぼ効かない。

霞水系で春にジャークベイトを使うなら巻くかジャークしてカバーへ当てるような釣り方が有効なので、ジャークベイト本来の見せて喰わすというバスを寄せる釣りとは逆でバスに近づける必要がある。

ある程度透明度がある湖のストラクチャーを狙うのが最もジャークベイトが威力を発揮するところだろう。

ブレイク上にある岩とかワンド入口のブラフとか、クリークチャンネルのベンド部とか…

少し潜らせたりしたい時はシャッドやクランクベイトをジャークベイト代わりに使うのも有効である。

| | コメント (0)

2024年12月19日 (木)

F-13

Basslog20241219a 昨日のジャークベイトで思い出したのがラパラのF-13。

ログ同様にミノーらしい、ミノーの代表格と言えばラパラのオリジナルフローティングだろう。

オリジナルのフローターはジャークベイトと言うよりもミノーという言葉の方が合っている気がする。

子供の頃はラパラのオリジナルのフローティングは特にF-9とF-11でよく釣った。

バスだけでなく色々な魚も釣った。

その頃はダイブさせて浮かしてといった感じの使い方で、あまり強くジャークするということはなく、水面付近で弱った魚をイメージして使っていた。

そんなこともあって今でもジャークベイトと言うよりはミノーといったイメージが強い。

F-13は非常に浮力も強いので、浮力を活かした使い方をすると非常に有効である。

欠点は軽くて飛行姿勢もよくないのであまり飛ばない点。

でも最近はTVS-65ML/HGとPEラインのセットで使用しているので、感覚的にはそれまでの倍ぐらい飛距離が出ていると思う。

このF-13は弄ったら他に何か良さそうな使い道がありそうな気がする。

ということで、最近ちょっとF-13を色々と弄っている。

バルサゆえに個体毎に浮力の違いは色々とあったりと、微妙な調整が必要だったりする。

浮き姿勢や、潜行姿勢、浮上姿勢といったものも重要になるので、なかなか弄りがいがある。

一番の特徴でもある浮力は殺さないように調整している。

浮力って非常に大事だと思うけど、最近のミノーはなぜかサスペンドばかり。

そして今更ながらに思ったのは、サスペンドミノーにはよいものは多々あるけど、フローティングミノーにはよいものがない。

フローティングこそがオーソドックスなものだと思うのだが、いつしかサスペンドしなくてはいけないような風潮になってしまった気がする。

だからこそ自分で弄るしかない。

ルドラなんかもサスペンドはよく売っているけど、フローティングはあまり売っていない。

自分はフローティングモデルが好きなので、サスペンドの重心移動の球を1発抜いてフローティングにしたものも使っている。

こんなことをやっていると、バルサから削り出してルアーを作りたくなったりもする。

| | コメント (0)

2024年12月18日 (水)

Perfect 10 Rogue

2024 L.O.Y. 【Jerkbaits】

Basslog20241218a ジャークベイトはパーフェクト10ログに決定。

ジャークベイトはこの10ログを使用することが非常に多いのと、なんだかんだ最も釣っている。

フローティングのジャークベイトもARC1200が今年はよかった。

やはりログの集魚力は圧倒的に強さを感じる場面が多かった。

ポインターやワンテンもよいのだが、これらとは大きく違うのが集魚力。

バスがベイトを追い回しているようなスイッチが入っている状況下であればポインターやワンテンのような軽い力でも奇麗にダートするジャークベイトが強い。

これらのジャークベイトを激しく動かして不規則感を出すくらい激しく動かすほどよく釣れると思う。

そんな動きが容易に出せるパニッシュなんかは今年一番ジャークベイトでは釣っている。

それらのジャークベイトとは違った効果を発揮してくれるのがログで、特に5inサイズのものが気に入っている。

SPはパーフェクト10ログ、フローティングはARC1200の2つを使うことが多い。

低水温期等のバスの動きがスローな時は圧倒的に10ログへの反応が良い。

ジャークしても移動距離は少ないし、引っ張っても大してよい動きをしないのだが、これがよく釣れる。

10ログは移動距離を少なくするために意図的にログの特徴である鱗模様が埋まるほどの厚いコーティングが施されている。

この移動距離の少なさがよいのかよく解らないけど、よく釣れるのでいつの間にか外せないルアーになっていった。

人間の目で判断すると、他によいと思うものはたくさんある。

動きだけでなく、見た目も最近のリアルなものと比較したらお世辞にも小魚っぽいとも言えない。

でも釣れるとどんどん気に入って、いつの間にか可愛らしく思える。

昔ながらの典型的なミノーといった感じの風貌が今となっては凄い気に入っている。

ただ、自分が気に入っている5inサイズのログはあまり売ってないけど、10ログは比較的入手しやすい。

水温も1桁に突入したフィールドが多いので、そろそろ10ログの力を発揮する季節となった。

そんなこともあって毎年ハードベイトでの1本目はこれで釣ることが多い。

カラーは幾つか使っているけど、レモンライムクラッシュが水の色に関係なく万能に良く釣れる。

レモンライムクラッシュのように比較的ラメの入ったカラーがよく釣れることが多い気がする。

ARCにも同様のカラーが欲しいけどない。

ラメ入りは厚いコーティングを施しているからこそできるのかもしれない。

低水温期の定番カラーとして有名なクラウンも10ログにはラインナップされているけど、実はこのカラーのテンログでは釣ったことない。

クラウンはちょっとコーティングが薄いので、移動距離がラメ入りカラーよりも大きい?

それが原因なのかな?

来年は昨年追加されたFXカラーも試してみたい。

| | コメント (0)

2024年11月25日 (月)

秋ジャーク

サスペンドのジャークベイトと言えば春の定番ルアー。

それ以外では冬の低水温期にも活躍する。

ということは冬から春先までは活躍してくれるルアーである。

では冬っていつぐらいから効くのか?

ちょうど今ぐらいの紅葉の時期ぐらいから効くようになる。

まだ水温が2桁あるような時期だと、サスペンドさせている時にバスがス~っとゆっくり浮き上がってきてバイトしてくるのが見える時がある。

Basslog20241125a この時期はテトラやウイードの上でジャークして誘って停めていると、テトラの際やウイードの中からバスが出てくる。

ゆっくりと出てきて、ゆっくりとバイトして、ゆっくりと去っていくといった感じで、バスの動きがスローなのが特徴的だ。

バイトしてくるまでは待つ。

暖かいバスの活性が高い時期とは違って、ルアーを動かしたりルアーが浮いたり沈んでしまったりするとバスは折り返して見切ってしまうこと多い。

この待っている時のドキドキ感は何度味わっても面白い。

これを観ていると、長めに停めている方が有利なのは解るけど、バスの姿が見えていないと待つというのはなかなかできない。

これを何度か観ていると、他の時期や全く水中が見えないようなフィールドでも気持ちが少し続くので待ちやすくなる。

ちょうど水もクリアになってくる時期なので、先日の荒川のテトラ帯では丸見えであった。

バスのポジションや透明度等によってルアーの止める位置が変わってくる。

潜行深度やカラー、サイズは色々なものを持っている方がよい。

低水温期と同じでバスの動きはスローでセレクティブな時が多いので、微妙な違いで反応が全く変わってくる。

この時期は完全にサスペンドして水平姿勢のものが圧倒的に喰いはよい。

春のシビアな状況下と同じで少しの浮き沈みもない方がよい。

ラインもフロロカーボンだと沈んでルアーを沈めてしまうので、沈まないナイロンラインが合っている。

見える状況下でならPEラインでもよいが、見えないとアタリが取れない。

ジャークベイトは自分はジャーク後の制動距離が短いログが好きだ。

強めに動かしても移動距離が少ないのがよいのか、これがバスをコールアップさせる量は多い気がする。

| | コメント (0)

2024年11月 6日 (水)

Surf Pointer115MR

ラッキークラフト社のポインターシリーズはジャークベイトととして好きなものが多い。

ポインターシリーズは種類が多くて全ては把握しきれていない。

Basslog20241106a そんなポインターにサーフポインターという見慣れないものがあったので買ってみた。

SWの文字が気になっていたけど、シンキングと後から知ってちょっとショックを受けた。

シンキングってほぼ使わないので、このままパッケージを開封することもなさそうだ。

ポインターの中でも気に入っているのがポインター78とスレンダーポインター、そして最近1番のお気に入りのライトニングポインター。

使いやすいというのが最も気に入っている点で、ポインター78なんかはかれこれ30年近く使っている。

ポインターはビーフリーズというネーミングで登場した時に初めて使ったのが丹沢湖だった。

丹沢湖へ行った際にブッシュに付くバスがたくさんいるところがあった。

ラバージグ入れたりノーシンカーワーム落としたりと色々なものをキャストしたが無反応であった。

その時に買ったばかりで気になったビーフリーズをそのブッシュ際に通してみた。

釣るというよりスイムテストのつもりだったのだが、ブッシュの中からバスが束になってビーフリーズに出てきたのを覚えている。

それから使ってみると結構釣れたのと、ただ巻きでも釣れるということに気付いた。

その頃は重心移動の全盛期であったが、自分は重心移動はあまり好きではなかった。

そんなこともあって低い位置で固定された低重心のビーフリーズは非常に気になっていて、使ってみてすぐに気に入った。

このポインターもSWでは活躍してくれるのだろうけど、たまにしか海はやらないので、これを使う日は来るかどうか…

今もこれからもポインターは好きなルアーであり続けると思う。

| | コメント (0)

2024年8月23日 (金)

Perfect 10 Rogue FX series

Basslog20240823a パーフェクト10ログにニューカラーFXシリーズが加わった。

全てクリアボディにパールが吹き付けられたカラーラインナップとなっている。

クリアボディらしい膨張色を活かしつつ、表面にパールを多めに吹き付けて艶めかしさを醸し出しているというものだ。

ジャークベイトを使っているともっと大きいものが欲しくなる。

でも大きくなると動きが悪くなってしまいがちなのと、操作性は大きくなればなるほど落ちてしまう。

このパーフェクト10ログはちょうどよいサイズなのかもしれない。

もっと大きく見せたいというときにはこのようなカラーは良さそうだ。

ジャークベイトはテンログを使う率がかなり高いので、カラーが増えるとローテーションさせるのに重宝する。

パールやラメの入ったカラーは微妙に動かした時にもキラッと輝くので、低水温期はこれの有無は気にしている。

このFXシリーズのアイはトラディショナルなログのアイとは違ってただのペイントアイという点はちょっと残念。。。

あのアイこそがログらしさでもあるので、ちょっとこのアイの部分は変更してもらいたい。

| | コメント (0)

2024年4月 1日 (月)

SP→F

桜が咲く頃というのはバスの活性も高くなる。

桜、ソメイヨシノが咲く頃になるとフローティングミノーへの反応がよくなる。

Basslog20240401a_20240322121401 サスペンドタイプのミノーやジャークベイトもそろそろ出番終了で、フローティングモデルが活躍する時期である。

この入れ替えの時期は毎年桜の開花をある程度の目安にしている。

桜が咲くと、今日は冷え込んだからかフローティングには出が悪いと思っても、サスペンドに戻して止めたりスローダウンさせても反応がよくなるということはあまりない。

ただ単にタイミングか何かなのだろうけど、サスペンドが有効な時期の終わりを感じる。

ゆっくりしたペースで釣るにしてもフローティングへの反応がよくなる。

スローに誘って止めて浮かす。

水面に浮上した瞬間なんかに音もたてずに反転してミノーを咥えていくといった感じで喰ってくる。

桜の花びらが水面に浮かぶ中に、停めたミノーがプカンと浮いてきて水面に顔を出す。

浮いた瞬間にサッと反転してミノーを咥えていくなんてことを経験したことある人は多いと思う。

春は大型のミノーにも小型のバスがよく喰ってくる。

そういった姿を観ていると、もっと大きいミノーが欲しいと感じることがあると思う。

でも大きなミノーって5インチ程度。

ビッグベイトが当たり前のようになった現在は5inミノーって小さく感じる。

そんな時は、そのフローティングのリップ付きビッグベイトをミノーのように使うといい。

ビッグベイトをミノー感覚で使うとちょうどいい感じになる。

| | コメント (0)

2024年3月12日 (火)

ジャークベイト

今年もそろそろジャークベイトが終わりの時期が近くなってきた。

効かなくなるわけではないが、突出した威力を発揮する時期は残り僅かだ。

Basslog20240312a 今年使ったジャークベイトは6種類。

この6種類を観ていて思ったのが、これらが自分の今のベストオブジャークベイトではないかな?

最近はパーフェクト10ログとライトニングポインターが使う頻度は高い。

春はログがかなり信頼度も高い。

ただ、同時に発売されたエリート8はほぼ使わなくなってしまった。

これもやはりログは5.5インチサイズが効くということなのか…

同じログでもこの大きさの差というよりも、動きの質の違いがあり、デカログの方が春に向いた動きをする。

テンログ以外は操作性重視といった感じで、自分の想い描いている動きを出せて操作しやすいものを選んでいる。

テンログ以外のものはあまり集魚力がないので、こちらから近づくようにしたり、水温上昇等の手助けが必要である。

低水温期はジャストでサスペンドさせないといけない状況というのがある。

とはいえ最近はきっちりと調整することは少なくなってしまったが、シビアの状況では物凄い差が生じる。

ジャークベイトに使うラインもフロロカーボンではサスペンドに影響を与えるのでナイロンのがよい。

暖かくなったり寒くなったりで、まだ出番はありそうだが、今月中には出番はなくなる。

| | コメント (0)

2024年2月29日 (木)

TDミノー×3

ダイワのTDシリーズは過去に色々とよいものがあった。

TDミノー、TDバイブ、TDスーパークランク、TDハイパークランク、TDペンシルと、かなり愛用してきた。

今でもハイパークランクやミノーは使用している。

Basslog20240229a TDミノーは95サイズが気に入っている。

それとTDシリーズで後から追加されたダブルクラッチも75と95は今でも気に入っている。

これらの内面塗装カラーは特に気に入っている。

内面塗装のワカサギがグレープパープルの具合もいい感じだ。

TDミノーはジャークするとこのサイズにしては最大級ではないかと思えるトルクのあるダートが出せる。

その効果なのかこのサイズにしては非常に集魚効果を感じる。

ダブルクラッチはただ巻きで使用している。

これは未だに山中巻きの影響。

高滝巻きも衝撃的な釣り方であったが、山中湖でのダブルクラッチの山中巻きは更に上を行く。

これを粕谷さんに教わった時はかなりの衝撃を受けた。

バス釣りをしていると色々な衝撃的なことを味わうけど、この山中巻きは過去のベスト3に入るぐらいの衝撃度であった。

そして今日からはエリートシリーズ第2戦AFTCO Bassmaster Elite at Lake Forkが開催される。

レイクフォークの釣りは傍から観ていてもメッチャ楽しそうだ。

今回も最注目はLee Livesayだろう。

前回開催された2022 Simms Bassmaster Elite at Lake Forkで勝っており、前年度の2021 Guaranteed Rate Bassmaster Elite at Lake Forkでも勝っている。

つまりレイクフォークのエリート戦を2連勝しており、2回共100lb.オーバーをウエインしている。

昨年は2位のPalaniukと興味深い共通の発言をしているところがあり、今回もどのように絞り込んでどのような展開をするのか楽しみだ。

| | コメント (0)

2024年2月16日 (金)

KREJ

Basslog20240215-1 噂がかなり先行していたバークレイの新作‘KREJ’が遂に発売された。

とにかくこのクレジはどんなルアーなのか非常に気になっていた。

類似したものはないので、どんな動きをするのか想像もつかなかった。

Basslog20240215-3 Basslog20240215-2 リップが上向きになっていて、アイがそのリップの先端にあるという、未だかつてない形状となっている。

分類としてはジャークベイトなのかな?

メインウエイトはベリー部に入っており、これは普通と言えば普通な感じだ。

シンキングで、フリーフォールではバックスライドして沈んでいく。

ジャークすると左右にダートするというもの。

使い方によっては多彩な演出が可能だ。

FFSを駆使してちょっと色々なことを試してみたい。

 

| | コメント (0)

より以前の記事一覧