2024年12月17日 (火)

Wダブルプロップ

昨日のイナバズを作っている時に元となったものがプロップベイトのダブルペラ仕様

このプロップを2枚重ねにしたダブルプロップ仕様は非常に良い音が出る。

単体で使ってもチリチリとよい音が鳴るけど、2枚にするとカチカチとチリチリが合わさった複雑な音となる。

これを初めて教えてもらった時にベースにしたのがヘドンのダイイングフラッター。

これに標準で付いているペラを2枚重ねにしてみた。

これを泳がせてみた時に初めて聞いたこの音色には驚いた。

瞬時にこれはいいと思ったが、全く釣れなかった。

そしてAプロップで2枚重ねにしてみたら、音量は下がったが、回転の良さもあり音のピッチが細かく断続的に鳴った。

そしてこれの集魚力には驚いた。

低水温期はノーマルのAプロップが圧倒的に良いが、水温が15℃くらいよりも高くなるとこちらの方が圧倒的に反応が良かった。

一般的なスイッシャーの使い方のようにジャークすると更に集魚力は増した。

ただ、このチューンはベースの5Mの比重の関係もあって、リア側かフロント側のどちらか一方にしかできなかった。

先日、THタックルのホバリンブライス用のペラを観ていて、これとの組み合わせなら両ダブルが可能では?と思った。

早速組んでみて水に浮かべると見事にスローシンキングとなっていた。。。

ペラだけなら浮くのだが、ペラの間にワッシャー等を入れるのでちょっとダメだったようだ。

コンマ単位の微妙なグラム差なんだけど…

Basslog20241217a 仕方なくリアのフックを外し、0.3g軽くしてみたら浮いた。

ダブルスイッシャーって比重が物凄い大事なので、微妙な調整が必要。

釣れるダブルスイッシャーってどれも比重が水よりも若干軽いぐらいでギリ浮いているようなものが多い。

浮力が強いものでも釣れるのだが、浮力が強くても釣れる状況下って、トーピードのようなシングルスイッシャーの方が効率がよく釣れる。

ジャークして釣れるようなダブルスイッシャーこその強さが際立つ状況下では、水と比重が近いギリギリ浮いているようなスイッシャーが断然に良い。

スミスウィックのDHとかもそんな感じだし、微妙に浮き姿勢を調整すると別物のように釣れるでしょ。

と言いつつ、このダブルスイッシャーの独壇場みたいな場面って最近味わっていない。

そんなこともあって今回のダブルダブルプロップを作ってみた。

Aプロップとホバリンのペラは両方とも超高回転なので、ダブルにしてもいい感じで回転する。

そして微妙な接触でしっかりと接触音も鳴る。

これを作ったもう1つの理由は、低水温期にスローのただ巻きでも使えるものが欲しかったから。

低水温期はノーマルでもよいのだが、ちょっと接触音が加わったら良さそうな気もする。

昨日のイナバズをテストしていた時に気付いたのだが、水温がまだ10℃もないような状況下でも水面に出るバスは意外といるということ。

低水温期ではスローに引けるものの方が良さそうだが、水温が下降傾向の時はスローに引けるものがよいが、上昇傾向の時期は音が鳴るものに反応が良いということが多かった。

それを踏まえるとスイッシャーも音がした方がよいのでは?と考えた。

Aプロップ単体よりも集魚力がアップしたら成功。

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2024年11月29日 (金)

Whopper Plopper

Basslog20241129a ホッパープロッパーの90と110を追加した。

これは2024 St. Croix Bassmaster Open at Lake Martinの試合の影響。

この試合ではかなりの数の選手がホッパープロッパーの110を使用していた。

中継を観ていただけでもこれをキャストしている選手が多かったのと、メインベイトとして使用していた。

そしてこのベイトへの喰い方が見慣れないもんだから、中継も食入るように見続けてしまった。

釣れていたバスの大半はスポッツなので、日本にはいないのでラージやスモールにも効くかは分からない。

今までも130は使っているけど、130はラージには効くし、ラージには130がベストと思った。

そんなこともあって小さいサイズはダメなのではと勝手に思い込んでいた。

色々な選手の使っているシーン、バイトシーンを観ていてちょっと気になることがあった。

それで自分で使ってみて色々と試してみたくなった。

ラージ戦でもホッパープロッパーを使っている選手はたまにいるけど、アメリカと日本では間違えなく使うスピードが違う。

明らかにアメリカの方がスピードが速い。

130を色々と使ってみた結果、日本では遅い方がよいことが多い。

ベイトのスピードの違いもあるのかもしれない。

日本ではむしろこれよりももっと遅く引けるものがあったら良さそうだと思っていた。

でもまた速いスピードで幾つか試してみたいと思った。

ホッパープロッパーはジャンルで言ったらスイッシャーになるのか?

既存のスイッシャーとは全く別物なので、スイッシャーと呼べるのかはよく解らない。

明らかにこれだからこそのメリットがあるルアーだ。

まだこのルアーだからこその可能性というのはあるような気がする。

使うのは来年になってしまうだろうけど、来年はこれを色々と試してみたい。

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2024年10月30日 (水)

Aプロップリミテッドエディション

使っているものとは別にAプロップのリミテッドが1つが出てきた。

1つしかないと思っていたので、完全に忘れていた。

フックサークルも付いていたので使っていたものに間違えない。

Basslog20241030a とりあえずきれいに磨いてみると、フックサークルも殆ど目立たなくなり、インナーのシェルの輝きも増した。

このルアーが突出して活躍してくれる時期は早春。

早春の低水温期はこのルアーだからこそのスローリトリーブが効く。

それに次いで効くと感じるのがターンの入るこの時期。

ターンが入ると極端にシャローのバスは食いが悪くなる。

これって水温の低下というよりもpHの急激な変化による影響が大きい。

なので午前中は厳しくても午後になると回復してくることはよくある。

そんな時は水面直下をスローに引いてこれるプロップベイトが活躍してくれる。

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2024年3月 7日 (木)

タケホバリン

昨日のプロップベイトと同じようなもので、THタックルから新しいジャンルを築くものがリリースされた。

Basslog20240307a それはタケホバリン65で、ボディのフロントにだけペラが付いているというものだ。

ただこのフロントのペラは2枚重ねになっており、このペラはヒートンを締めて固定されているのが標準仕様となっている。

固定されているところがこのルアーの肝で、これによりリトリーブするとボディも一緒に高回転するという仕組みになっている。

ペラを中心に奇麗に高回転し、リアのフック部分がブレない。

タケホバリンはスピナー感覚で使用できると言えば解りやすいと思う。

スローシンキング仕様になっており、スピナーを使う感覚でキャストしてグルグルと巻いてくるだけでよいので、誰でも簡単に釣ることができてバイトシーンも見える面白い釣りが展開できる。

バスを釣るのにスピナーを使ったことがある人はあまりいないと思うけど、スピナーって結構釣れる。

ただスピナーは小さいので小型のバスが多くなってしまうというのが欠点。

これならシルエットもしっかりしていて、ボディ全体が回転することでアピール力は大きさ以上のものがある。

とにかくグルグルと奇麗に高回転するので、スイベルは標準仕様がダブルクレン2連結でヨレを防いでいる程だ。

このルアーは深いレンジでキャロライナリグで使用するという使い方もできる。

自分は1/2oz.以上のヘビキャロが使いやすく、遠投してシンカーでボトムを感じながら巻き続ける釣り方が好きだ。

ハイランドレイクなんかではドラッギングしてしまうと広範囲を探りやすい。

そしてこのルアーの凄いところはヒートンを緩めることでペラだけを回転させて使うこともできる。

ホバリン同様にペラが高回転するので水面直下をノーマルよりもゆっくりと引くことができる。

ノーマル仕様のボディを回転させるのではちょっと強いと感じたら、ヒートンをその場で緩めてキャストすれば違った効果を得られる。

昨年使っていて、この緩める仕様でちょっと思い付いた使い方がある。

それはロッドを立ててちょっと速度を上げて巻いてバジングさせるという、水面を少し掻き回す感じで使うという方法だ。

バスが水面でベイトを追っているけど、何キャストしても反応しないような時に、チリチリ…と超微波動で横たわる小魚が水面を泳いでいたらバスもスルー出来ないだろう。

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2024年3月 6日 (水)

プロップベイト

昨日のAプロップリミテッドが始まりで色々なプロップベイトがリリースされた。

Basslog20240306a 以前は色々と使っていたけど、最近はこの4つに落ち着いた。

ビジュアルはトラディショナルな昔からあるダブルスイッシャーだが、使うのが水面ではなく水中。

スクリューの付いたスパイベイトも最近は速く使えるものが使いやすくてDUOのスピンベイトをよく使っている。

自重もあるので飛距離が出やすいので使いやすい。

ただキャストしてグルグルと巻いてくるだけなので使いやすい。

殆ど抵抗もないルアーなので、慣れるまでは何が何だかよく分からなかった。

でもI字のルアーと同じで、最初はウォブルもしないこんなルアーが釣れるのか疑問だった。

でもクリアウォーターでの集魚力やバイトシーンを観ているうちに、例え見えていなくてノー感じでも集中して使えるようになった。

ゆっくりと引きたい時はAプロップとホバリンブライスを使っている。

この2つはスローで引いてこそこれらのルアーの力が引き出せる。

ホバリンブライスのペラは最もゆっくりと引いても回転するので、最もゆっくりと引きたい時に使っている。

ホバリンのプロペラは正にその名の通りヘリコプターが空中で静止している時にペラが回転しているのと同じように、止まっているのに回っていると錯覚してしまう程の低速でも高回転する。

昨年アイウエイバーに装着したホバリンウエイバーもいい感じで、iウエイバーのSSSをそのままの比重でペラを装着できたことでノーマルと同様の使い方で使うことができて、それでプロップの効果を足すことができた。

これは昨年の桧原湖ではよく釣れた。

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2024年3月 5日 (火)

Aプロップリミテッド

20年ほど前に販売されていたAプロップのリミテッド。

Basslog20240305-1 自分が使用しているAプロップはリアのプロップを2枚重ねにしてある。

これによりペラ同士が干渉してチリチリ音に少しカチカチとクラッチ音が混じる。

春の低水温期はノーマルの微かなチリチリ音が効くけど、暖かい時期だとちょっと物足りないことが多い。

結局暖かい時期の方が使うことが多いので2枚ペラ仕様にしたままであった。

Basslog20240305-2 久し振りに低水温期で使いたくなりペラを1枚に戻してみた。

フックサイズを少し大きくしてバランス調整を施し、ノーマルのリミテッドと同じ超スローシンキングにしてみた。

元々はフローティングではあるけど、ペラ等にメッキを施したことで若干沈んでしまったリミテッド。

でもこのスローシンキングこそが物凄い釣れる。

そしてこれが今でこそ色々と出回っているシンキングプロップベイトの始まりである。

初めて芦ノ湖で使った時の集魚力の凄さを思い出していたら、何だか無性に使いたくなった。

風や波の影響でもチリチリと回転する程高回転するペラは、超スローリトリーブこそが威力を発揮する。

最近は速い釣りを展開することが多い自分なので、このようなスローな釣りはやっていなかった。

スローな展開も必要な場面は多々あるし、最近は自分の好きな釣りだけ展開しているとゼロなんてことがあるので、お守りとして入れておこうと思った。

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2023年5月29日 (月)

ホバリンウエイバー

そろそろI字系のルアーも超スローに引くよりもスローに巻いた方が反応がよくなる。

ただのI字ではちょっと物足りなく感じる場面がある。

だからといってスクリュー系のルアーにするにはちょっと早く感じるという、ちょうどこの微妙な間を埋めるものが欲しい時がある。

Basslog20230531-1 そんな時のためにアイウェイバーにペラを装着してみた。

ベースにしたのはフローティングモデル。

前後のエイト管を外し、フロントはヒートン、リアは小さいネジにした。

ペラはTHタックルのホバリンブライスのペラを装着した。

このペラは非常に軽量なので、全体のウエイトにあまり影響を与えないのと、何より超低速でも高回転するのでこれを使用した。

Basslog20230531-2 Basslog20230531-3 これで全体のウエイトはSSSとほぼ同じとなる。

実際にはほぼサスペンドとなり、リップのないルアーなので水面から水面直下といった表層をモアモアと波紋を僅かに立てて引いてこれる。

この微波紋が他にはない感じでいい。

ホバリンブライス同様に超スローに引いてもペラはグルグルと高回転する。

5秒にハンドル1回転ぐらいのペースで巻いてもペラは回り、いい感じで微波紋を立ててくれる。

これでただのI字よりは強く、プロップベイトよりは弱い、いい感じのルアーができた。

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2023年5月 3日 (水)

もっとアピール

釣りをしていると、もっとアピールさせたいと思う時がある。

特に派手に誘うようなルアーを使っている時に思うことが多い気がする。

先日ホッパープロッパーの最小サイズを使用していた。

使っていると何か物足りなさを感じた。

Basslog20230503a そして思い付いたのがチョッポとの連結。

何気なくやってみたけど、意外といい感じであった。

フック同士が絡んだりトラブルが多いかと思ったけど、全然そんなことはなかった。

単体で使うよりもいいかもしれない。

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2023年3月22日 (水)

ハイブリッドスパイベイト

スピンベイトのスクリューは結構小さいものが標準装備されている。

このスクリューはよく回転するので、おそらく想像している以上に音も出ていると思う。

特にスモールマウスなんかにはちょうど合っているような気がする。

ただラージマウスに使用するとなると、ちょっと物足りない感を感じる場面がある。

ということで、ホバリンブライスのプロップをスピンベイトに装着したらどうなのだろうかと思ってやってみた。

Basslog20230322a スピンベイト100にホバリンのプロップを装着してみた。

スピンベイト90はフロントのアイが一体成型なのでアイが外れない。

100はスクリュー式のヒートンを採用しているので簡単に外すことできる。

前後のヒートンを外し、ホバリンブライスのプロップに交換してまたヒートンをねじ込むだけの簡単な作業でチューニングは可能だ。

スピンベイトの沈下速度からすると、プロップには結構な抵抗が加わると思う。

そうなると非常に薄いプロップなので、少しプロップがしなると思う。

これは新たな何かが生まれそうな気もする。

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2023年3月21日 (火)

プロップベイトの速度

Basslog20230321a スパイベイトで最近よく使っているのはスピンベイトとホバリンブライスの2つ。

浅いレンジならホバリン、中層ならスピンベイトといった具合で使い分けている。

この2つはどちらも分類でいったらスパイベイトではあるけど、ちょっとこの2つは別物でもある。

アメリカでは定番となっているスピンベイトはファーストシンキングであるので、ちょっと日本のプロップベイトとは違う。

自分の感覚としてはスピンベイトはどこのレンジでも使えるスピナーといった感じで、キャストしてサッと巻いてといった具合で手返し良く使っている。

ホバリンブライスは特徴的なプロップで、プロップが回転しているのにホバリングしているかのように通常のプロップベイトよりもゆっくりと使えるので、この特徴を活かしてじっくりゆっくりと誘って使っている。

つまりこの2つの使うスピードってかなりの差がある。

どちらのスピードも効果的な場面は多々ある。

ただ、それらにバイトしてくるバスはそれぞれ違っているので、同じ状態のバスを釣っている訳ではない。

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