2024年12月 6日 (金)

濱蝉

2024 L.O.Y. 【Noisy/Crawler baits】

Basslog20241206a_20241203104101 ノイジーは濱蝉。

ノイジーはあまり使わないジャンルということもあって2019年以来6年振りの選出。

2019年は同じTHタックルのTHクローラーであった。

大型の羽モノルアーは一時期物凄い流行って色々なものがリリースされた。

その中でもTHクローラーは非常に使いやすく、今でも使用頻度は一番高い。

あまり使わないというか、全体的なキャスト数が非常に少ない。

あまりキャストしない原因は1キャストに時間が掛かるから。

元々速いテンポで釣りをすることが多いので、1キャストに時間が掛からないものを多用してしまう。

でも要所要所で入れることはよくあるので、釣りに行く回数と使った回数での比率は高い。

トップウォーターでも最遅の速度で使っているので、最終的に入れるライトリグみたいなもの。

ピンスポットで絞り出すような点の釣りに近い感覚で使用している。

今回の濱蝉も同様で、非常にスローに使用する。

今年はこの濱蝉での釣れ方が非常に衝撃的であった。

それとその使い方が、今まで以上に更にじっくりと攻めるような時間の掛かる釣り方であった。

そんなこともあって自分の中では今まで以上にスローなルアーといったイメージが強くなった。

でもこれでしか喰わないバスが喰ってくるので、時間が掛かっても避けられない存在となった。

濱蝉は軽量ということでスピニングタックルで使用している。

ちょうどTVS-64Lがベスト。

このロッドの64という長さは操作重視するとなるとちょっと長いし、飛距離重視するとなると短いし、テーパーはファースト、パワーはライトということで使用する幅が非常に狭い玄人向け仕様。

日本のプレッシャーの掛かったフィールドでのトーナメント等だとこのような何かに特化したようなロッドが必要になるけど、普段使いにはちょっと用途の幅が狭く出番は少なかった。

最近はTVS-65ML/HGで使うものよりも更に小さいシャッドやミノー等に使っていた。

レギュラーテーパーよりも若干ファースト寄りのテーパーは小型プラグの操作性には非常に向いており、軽いトゥイッチや断続的な操作をするには非常に合っている。

巻きとジャークだけならTVS-65ML/HGがよいが、5g程度の軽量プラグを細かく操作するにはこれの方が使いやすく、今回の濱蝉のような軽量でロッドでの操作を必要とするプラグにはベストだ。

64というレングスは飛距離も十分に出せてアキュラシー性もあり、かつ操作性もありと、ライトリグには中途半端なレングスが正にこの釣りにはベストマッチしている。

ラインはPEの0.6号、リーダーはナイロンの8lb.くらいがベストな感じだ。

このセッティングだとかなり飛距離も出せるのでクリアレイクでもかなりのディスタンスを取って攻められる。

ラインスラックを軽くゆするくらいの感じで、ソフトな羽をうまく利用して微波動させるといい感じだ。

このソフトな羽こそがこのルアーの最大の特徴で、一見柔らかすぎに感じるいまだかつてない素材がいい波動を出してくれる。

ルアー自体が小型なのでフッキングは大型のクローラーベイトと比較すると比較にならないほど良い。

バラシも今年は1度だけだった。

バラシが多いならグラスコンポジットも試してみようかと思ったけど、今のところカーボンで問題なさそうだ。

濱蝉の釣れっぷりは衝撃的だったことで、虫パターンというものの認識が自分の中で変わった。

水面でチョコチョコと微波動で動かすのならフローティングマテリアルのワームや最近ではエラストマー製品のようなソフトルアーの方が優れていそうな感じがする。

それはそれで今まで何回もやったことはあった。

そんな経験もあったからこそこのハードルアーでの水面微波動がソフトベイト以上に効果的だったことで衝撃度が増したというのもあるだろう。

バスから濱蝉が何に見えていたかは定かではないが、釣ったバスの全てが本気喰いだったのは紛れもない事実。

今までにないマテリアルで作られたソフトな羽というのはまだ見ぬ展開をこれからも与えてくれそうだ。

ノイジーやクローラーベイトというのはまだまだ可能性があると感じた。

他のルアーと比較したら使い込んでいる時間は非常に少ない。

これからもっと色々なシチュエーションで出してみたい。

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2024年11月12日 (火)

鏡面磨き

THクローラーJr.の羽を磨いてみた。

何気なくゴム砥石で羽を研磨してしまったのがきっかけ。

ゴム砥石だと表面が滑らかになってある程度きれいになるけど、輝くところまではいかない。

Basslog20241112-1_20241102123801 Basslog20241112-2_20241102123801 輝かせようと思いルーターのフェルト研磨棒に青棒を付けて研磨してみた。

1ヶ所だけ集中的に研磨してみると、鏡のようになった。

ルーターサイズで研磨するには結構時間が掛かった。

全体をしっかりと研磨し続けてみると、最初とはかなり違った見栄えとなってきた。

最後は微粒子コンパウンドで仕上げてみた。

これだけのサイズの羽1枚を研磨するのに1時間近く掛かってしまったが、羽は鏡のように反射する程輝いた。

Basslog20241112-4_20241102123801 片面だけではおかしいのでもう片方も磨いてみた。

やはり1時間ぐらい掛かった。

簡単にできるのであれば内側も磨いてもよかったけど、外側だけで今回は終わりにした。

ルーターではなくグラインダーくらいのもので研磨した方が早くて良さそうだ。

これだけ輝くと結構フラッシング効果が得られる気がする。

今までと同じように水面で微波動させていても、今まで以上に深いレンジからコールアップさせられるだろう。

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2024年9月17日 (火)

濱蝉

Basslog20240917a THタックルの新作‘濱蝉’。

特徴的なのは羽の部分で、羽の部分が今までにない柔らかい素材で作られているので、金属やプラスチックとは違った波動が出せる。

これは今年のお盆の釣行時に濱田さんから頂いた。

その時に使用してみたのだが、その日はシャローにバスはあまりいない感じで、この日は出ないだろうと判断してしまいほとんど使わなかった。

しかし、その時に同行していた山根氏が濱蝉で50アップをキャッチしたとのことであった。

全体的に納得のいかない感じだったこともあって数日後にリベンジしに行ってみた。

その日は更にシャローは厳しい感じで、しばらくトップウォーター等で浅いレンジを探ったが、バスが追ってくることもなかった。

朝からこれでは今日はシャローはないかな…と思った。

朝の湖面が静かなうちに、濱蝉の動きを確かめるために水面で微波動が出るようにシェイクしていた。

すると、いきなり出た。

出るのならと、しばらくキャストを続けてみた。

20~30分に1本ぐらいの出数であったが、出れば確実に40以上のバスであった。

この日出たバスは全て、浮きが消し込むように、濱蝉が一気に水中に引き込まれた。

バシャッと音がすることもなく、シュポッと吸い込まれた。

そしてバラすこともなかったので、完全に本気喰いといった感じであった。

濱蝉のソフトな羽が効いているのかを確認するために、他の虫や金属製の羽モノ等もキャストしてみたが、完全に無反応。

ちょっと今までの羽モノとは違ったことをしたのだが、今までの虫パターンと思っていた釣りを覆すような展開であった。

虫って軽視していた部分があったのかも…

虫の恒量を考えた場合、虫というのはバスが成長するのに非常に優れた食べ物だと思った。

この日は色々と得るものが多くて、リベンジに行って良かった。

そしてもうちょっと虫を意識してみようと思った。

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2024年3月27日 (水)

シングルフック

知り合いから鯰を釣る時はシングルフックが絶対によいと豪語された。

シングルフックはメタルジグやスプーンには使ったことがあるけど、プラグには使ったことはないので、「そうなんだぁ…」としか言えなかった。

Basslog20240327a_20240324202601 とりあえずいつも使っているバドとキャタピーにシングルフックを装着して試してみることにした。

シングルフックはジグ用のアシストフックがよいとのことで、アシストフックを買ってきて装着してみた。

ベリーのフックは外してしまうそうだ。

確かに鯰はベリーのフックに掛かることは非常に少ないので、不要かもしれない。

リアのフックに掛かって釣れるのが殆どだし、間違えなく鯰はルアーの後方からバイトしてくる。

そう考えるとシングルのアシストフックなら鯰がバイトしてきた時に口に入りやすいような気もする。

トリプルフックだから口に収まらないで掛かりも悪いような気もする。

バスの場合はフロント寄りにバイトしてくることが多いので、トリプルフックの方が掛かりはよいと思うけど、他のルアーに比べたら掛かりは悪い。

シングルフックをしばらく使ってみて、もしバス用にも使えそうならバスにも流用してみようと思う。

鯰は喰うのも下手で、ルアーが水面に飛んで咥えこめないことはよくある。

シングルフックならフックだけシュポッと入りそうな気もする。

これから1ヶ月くらいの鯰シーズンで試してみる。

それと、本日よりJB・TOP50シリーズが開幕する。

第1戦は奈良県の七色ダムでゲーリーインターナショナルカップが今日から金曜日までの3日間行われる。

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2021年7月 2日 (金)

THクローラー

THクローラー、羽モノは最近こればかり使っている。

他の羽モノとはどう使い分けているのか?

最近はまず初めに手が伸びるのがTHクローラー、そしてほぼ交換することはなく最後まで使っていることが多い。

結局普段から速い釣りが多い自分にはこれが合っている。

でも、思い起こしてみると使い方はスローが多い。

微波動で使ったりもする。

この時にテールに装着されているペラが動いていない。

Basslog20210702a_20210701073701 特に気になってはいなかったけど、ちょうど同じTHタックルのホバリンブライスのペラなら回るのでは?と思い、これに交換してみた。

速い釣りを展開している時に、急に微波動の超スローな釣りにスイッチするのはなかなか難しい。

そんな時はロッドワークでルアーを動かすのではなく、リールのサミングに使っている親指でスプールを回してアクションを付けると良い。

親指でスプールを回転させるだけしかルアーは動かない。

どう頑張って回しても、せいぜい動いても1㎝ぐらいのペースでしか動かせない。

そんな感じでチョビチョビとしか動かせないので、いい感じに微波動してくれる。

水面ピクピクとかフロッグなんかにも使える。

トーナメント中に焦って釣りが速くなってしまっている時なんかにも使える。

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2019年12月25日 (水)

TH-CRAWLER

【Noisy】

Basslog20191225a ノイジー系のルアーはTHクローラーに決定。

ここ数年で色々なものが登場した大型のクローラーベイト。

THタックルから昨年登場したスイートフィッシュクローラーで、このジャンルはこれがほぼ完成形なのではないかと思った。

スイートフィッシュやゾーイクローラーは非常に優秀で、これらも必要不可欠な存在だ。

そんなこともありこのTHクローラーが出た当初は???といった感じがあった。

でも使ってみてびっくり。

これが出てから今年はこればかり使っていた。

この大型のサイズにしては、ウエイトが軽めの33gという絶妙な重さが、立上りの早さとソフトプレゼンテーションを可能にし、クローラーベイトの新たな使い道を切り開いてくれた。

このウエイトのTHクローラーは、バズベイト同様にガンガンショアラインを撃っていける。

クローラーベイトもバズベイトの様に、着水してからバスがバイトするまでの時間は数秒以内に起こるのが9割ぐらいとなった。

つまりキャスト数が増えればバイト数も比例して増える。

なので、キャスト回数が増やせるというのは大きなメリットとなる。

今までのクローラーベイトは1ヵ所を丁寧にじっくり探る感じだったのが、THクローラーはバズベイトの様にテンポよく探れる。

これでかなりのキャスト回数を増やせた。

バズよりもちょっとリトリーブスピードは遅いけど、ほぼバズと変わらないペースで使っている。

自分がバズベイトを使用するときのテンポを知っている人は想像してみてほしい、あのテンポでクローラーベイトをショアに撃ち込めたら…

一般的な人がバズベイトを1キャストする間におおよそ2~3倍、つまり2~3キャスト自分はキャストしている。

同様に一般的なクローラーベイトの1キャストに掛かる時間から、このTHクローラーをテンポよくキャストする回数で換算すると、おおよそ5~6倍キャストできている。

バスが喰ってくる位置、バスが喰ってくるアクション、バスが喰ってくるタイミングが掴めれば、通常のクローラーベイトよりも5~6倍は喰ってくる確率が上がる。

今年使ってみて体感的なか感覚としては、10倍ぐらいバイト率は向上している感じだ。

いつも自分がバズベイトを使う際に言っていることができるようになれば、バズベイトでのキャッチ率は10倍になると言っているのと同じである。

まだ体感していない人は是非TVC-65M/HGかNAZ-62MLを用いて、バズベイトの様にガンガンキャストして体感して欲しい。

リトリーブスピードはバズベイトよりもスローであったり微波動させたりと、状況に合わせてその日のベストなアクションを早く見極めることが重要。

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2019年7月 3日 (水)

THクローラー

Basslog20190703a THタックルから新たな羽根モノ‘THクローラー’が登場した。

スィートフィッシュクローラー、ゾーイクローラーに続く第3弾の羽根モノ。

使った感じではこれが一番自分は使用頻度が高くなりそうだ。

自分で使っていて気付いていなかったけど、今までは羽根モノの弱点を補った使用方法を知らず知らずのうちに行っていた。

このTHクローラーが拘ったという着水音の大きさというのは仕方ないものと捉えて、それに合わせた使用方法で使っていた。

着水してからちょっと間を置いてから動かし始め、動かし方も水面に僅かに波紋が立つ程度の微動をさせたりしていたので、1キャストに時間が掛かった。

でも、これらの羽根モノは集魚力も他にはないものがあり、これらを入れなければいけないような場面もある。

そして今回登場したTHクローラーは、そんな1キャスト当たりの時間を考慮する必要がなくなった。

Basslog20190703b 判りやすく言うのであれば、バズベイトの様にショアラインを撃ち続けられる。

着水して動かし始めにすぐにバイトしてくることが多かったのと、既存の物と形状が違って、空気抵抗が受けにくいので、ほぼ真っすぐ飛ぶことから、アキュラシー性が一気に向上した。

それとウエイトは33gあるけどTVC-65M/HGやNAZ-62MLといった短めのロッドでキャスト可能なので、ショートピッチのロールキャストでショアラインをガンガン撃てる。

キャストできる回数だけ観たら、同じ時間で数倍はキャストできる。

つまり、既存の羽根モノとは全く違った攻めを展開できるので、全くの別物。

ショアラインに静かに着水した羽根モノがすぐに動き始めるというのを、マシンガンのようにショアへキャスト続けたら…

羽根モノの新たな世界が始まった。

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2018年11月 7日 (水)

ゾーイクローラー

苦手だった羽根モノを完全に払しょくしてくれたスイートフィッシュクローラー。

そろそろ羽根モノの時期も終わりとなる頃だが、また物凄いものビッグクローラーベイトが発売された。

Basslog20181107_1

スイートフィッシュクローラーと同じTHタックルから‘ゾーイクローラー’が登場した。

人気のゾーイシリーズの羽根モノ。

ゾーイを好きな人だったら、誰もがスイクロ発売時にこれの登場を望んでいたことでしょう。

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スイクロとボディ形状が違うので、ただ引いただけでも存在感がまた別物となっている。

動きもスローの微波動から、ファーストのクロールまでスイクロ同様に幅広いスピードレンジをカバーできる。

ボディの幅があり、羽根の先端から先端まで19㎝と、スイクロよりも2㎝幅広い。

これだけの幅がありこのギル型ボディなので、スローに引いて微波動で動いていても、しっかりと水を動かしている。

飛行姿勢もよく、大きな偏平ボディだが狙い通りにキャストが決まる。

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ウエイトは50g弱と、スイクロとほぼ同じなので、TVC-71MH/HGで扱うとちょうどよい。

これからスイクロにするかゾイクロにするか迷うね。

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2018年8月24日 (金)

50up 11st.

Basslog20180824a

今年の50アップ11本目は発売されたばかりのスイートフィッシュクローラーに来た54㎝。

このスイートフィッシュクローラーは流行りの羽根モノであり、苦手な羽根モノであったが、その苦手意識を全て払拭してくれた。

使い方がいけなかったのか、自分に合わなかったのか、クレイジークローラーに始めり、アベンタクロ―ラーまで色々と使用したけど、どれも釣れないし、何がいいのか解らなかった。

アベンタクロ―ラーはウッドタイプも試したけど、更によく分からなくなり、全く使うこともなくなった。

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そんなところへ再び羽根モノを使いたくなるようなスイートフィッシュクローラーが登場した。

キャストしてすぐにこれなら釣れると確信できるほど、今までの羽根モノとは別物と即実感できるほどの動きであった。

そして16㎝、50gのビッグボディから繰り出すアピール力は凄い。

スローでも動くし、ファーストでもよく動くし、音もいい感じで、数投すれば今までの羽根モノを遥かに超えるものだと実感できる。

ただ最初はバスが出てくる出てくる…だけで、ビッグベイトが出始めた当初のように、出るけど喰わせるまでには至らなかった。

でも今までの羽根モノと違うのは、バスがたくさん出てくるので、喰わせの何かが足りないだけで、自分の何かがいけないだけだと、キャストを続ける気持ちは維持できた。

そして遂に真っ黒で太い54㎝をキャッチ。

ロッドはTVC-71MH/HGがちょうど合っており、このサイズでも正確にキャストが決まる。

そして昨日からElite at St. Lawrense R.戦が始まった。

年間上位陣のJustin Lucas、Brent Chapman、そしてBradley Royは順調に釣果を重ねている。

前試合が中止となったため、今回が最終戦となり、チャンピオンシップに出場できない選手は今回で終了となる。

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