Spring Jerkbait
ジャークベイトは春と秋に非常に効く場面がある。
でも春と秋に効くジャークベイトの動きというものには違いがある。
春はログの様にジャークしても移動距離が少なく、少なくてもしっかりと水を動かすようなものが良い。
このようなジャークベイトというのは他にはあまりない。
日本製だと昔ラッキークラフトから販売されていたフラッシュミノーの110というサイズがあったが、それは春に合っていた。
水温が2桁に入れば日本製の左右にダートしやすいジャークベイトも釣れるようになるが、1桁台の低水温期は移動距離の少ないジャークベイトがよく釣れる。
つまり日本製のジャークベイトはフローティングがよくなる時期が使いどころの目安となる。
2ケタ台に突入してからのが活躍するというのに、日本製のジャークベイトにはサスペンド仕様が多いのは何故でしょう…?
移動距離が少ない方がよいのなら軽くジャークすればよいと思うかもしれないが、軽いジャークだと全然集魚力がないのでこちら側からルアーをバスに近づけなくてはいけなくなってしまう。
ある程度の大きさもあった方が効果はあるので、ログは10ログのような5.5inサイズを使うことが多い。
それならもっとデカいビッグベイトはどうなのだろうかと考える人もいるだろう。
色々と試してみた結果ビッグベイトで同効果が得られると思っているのがジョインテッドクローとスピナービル。
ジョインテッドクローはリールを1/3回転刻みくらいに巻くことで左右に頭を振るので、ジャークベイトのような効果を得られる。
これに気付いた頃は結構湧いてきて反応が良くてこれだけでよいのではと思ったけど、徐々にバスも慣れてきてしまうのか、通常のジャークベイト同様にしっかりとレンジを合わせないと出なくなってきた。
そうなるとジョインテッドクローは浅いレンジでしか使えないのは欠点。
低水温期はサスペンドもピッタリと止まらないと喰わないことが多い。
そうなるとスピナービルはしっかりとサスペンドに調整して使えるし、大きさがあるのでゆっくりとしたストップ&ゴーだけでジャークベイト同様の効果を得られる。
もう1つの春の定番ジャークベイトであるスプーンビルとのいいところ取りができるようなものだ。
春のジャークベイトはある程度の透明度が必要である。
誘って停めて喰わす釣りなので、視覚に訴えられるような透明度を持ち合わせた水域で有効だ。
霞水系等の透明度では春にジャークベイトはほぼ効かない。
霞水系で春にジャークベイトを使うなら巻くかジャークしてカバーへ当てるような釣り方が有効なので、ジャークベイト本来の見せて喰わすというバスを寄せる釣りとは逆でバスに近づける必要がある。
ある程度透明度がある湖のストラクチャーを狙うのが最もジャークベイトが威力を発揮するところだろう。
ブレイク上にある岩とかワンド入口のブラフとか、クリークチャンネルのベンド部とか…
少し潜らせたりしたい時はシャッドやクランクベイトをジャークベイト代わりに使うのも有効である。
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