ガイド交換
いつものことながらまたバッドガイドが壊れてしまった。
今回はTVC-68Mのバッドガイドが壊れてしまった。
シングルフットのKTガイドだと、リング径は5よりも小さいものでないとすぐに曲がってしまう。
既に既定の角度も分らないぐらい何度も手で元に戻したりしていた。
早くダブルフットに替えればよかったのだが、たまにしか使わないロッドということもありそのまま放置していた。
バッド側の3つはLKWTGの8、7、6に交換した。
そしてロッドの全体を観てみると、バッド側から3番目と4番目のガイドサイズに違和感があった。
このロッドは4番目から先のガイドはティップ以外全て径が4.5のT-KTSG4.5となっている。
6から4.5はちょっと差があるので、4番目だけT-KTTG5に交換した。
既存のガイドはチタンフレームのSiC仕様だが、家にストックしてあったガイドがトルザイトだったので全てトルザイトにしてみた。
以前にも少し触れたが、トルザイトは一長一短のところがあって万能ではない。
トルザイトは富士工業の最上位ガイドリングであることから、これが一番良いと言われているけど実際のところはどうなのだろうか?
以前にあったゴールドサーメットの時のように、徐々にまたSiCに戻る流れになりつつある気がする。
トルザイトがよいと言っている人って、理論的なことを言っているけど、結構言っていることが辻褄の合わないことが多い。
大体言っている人ってメディアプロとか釣具屋さん関連の人でしょ。
今のところライトロッドのティップにはトルザイトはよいと思う。
ただ最近はライトロッドにもPEラインを用いることがあるので、その場合はSiCの方が安心。
このロッドもライトアクションのロッドなのでティップはトルザイトにしてある。
表記はミディアムになっているけど、実際のアクションは軽量リグに適したライトアクションのロッドだ。
このロッドも発売当初は小口径リングのティップガイドが富士工業になかったこともあって既存のティップガイドはリング径が大きいので、径は小さいものに替えた方が感度は格段によくなる。
SiCリングのトップガイドに替えるならT-KGST4.5、トルザイトの場合はT-KGTT4.0がよい。
SiCよりもリングの内径はトルザイトの方が大きいので、トルザイトにするなら一回り小さいサイズが合う。
T-KGSTとT-KGTTではウエイトがT-KGTTの方が軽い。
トップガイドは軽ければ軽いほど感度は上がるので、T-KGTTにした方が感度はよくなる。
既存のものを同じT-KGSTに替えてもリング径が小さくなれば自重も軽いので感度は上がる。
SiCとトルザイトの比重はSiCの方が若干軽い。
でもトルザイト製品の方がリングが薄いので質量の差が出ることで、同じリング径でもトルザイトの方が軽い。
それもあって同じ外径でも内径はトルザイトの方が大きいということ。
ガイド交換をすると色々とガイドの違いによって変わることを体感できるので面白い。
このロッドで交換した5つのガイド代だけで6,250円と、ちょっと高いけど富士工業にはガイドセットがあるので、それを使えば少し安く替えられる。
やり始めると色々と交換してみたくなって、ガイドの数も物凄い数になる。
そして知識も増えるので、訳の解らないような領域に足を踏み入れてしまうことになる。
先日某釣具店でガイドのことを知っているものだという前提で話しかけたら、全く理解しておらず全く話が通じなかった。。。
KT、LKT、KTTGだとか知らない人には何が何だか全く分からないと思う。
リングとフレームのマテリアルはそんなに数はないので、それくらいは知っておいても色々と役立つと思う。
ロッドを弄るのもバスの楽しさの1つ。
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