2025年2月14日 (金)

Post-Rapala

Basslog20250214a ラパラになった当初のウィグルワート。

不評だったことで姿を消してしまった後付けリップのウィグルワート。

プリラパラを求めている人からするとこの通称ポストラパラは納得いくものではないだろう。

何度かここでも登場しているこのウィグルワートは、普通のクランクベイトとしてはプリラパラよりも使いやすくて良いと思う。

意外と引き抵抗が強く急潜行する。

オールドスクールのウィグルワートの特徴を活かしつつ、もう少し攻め込んだ仕様といった感じだ。

ある意味素晴らしい出来として捉えることはできると思う。

このウィグルワートはリップのサイズ違いで幾つかラインナップされていた。

プリラパラの様に個々に微妙な違いのある味のあるルアーといった感じではなく、量産されたロボットのようなロボワートといった感じだ。

個体差もほぼなかったので、そこら辺もオールドスクールの欠点を克服されていた。

オールドスクールの当たり個体ほどではないが一応チドるので、現行ウィグルワート同様にオールドスクールのハズレよりはよっぽど使える。

浮力は若干弱めなので、先日話題に出したRkクローラーに近い使い方が合っていると思う。

ただ旧ウィグルワートを溺愛する人達が求めている部分はそこら辺ではなかったが故に不評となってしまった。

不評なのが先行してしまい、これすら使うこともなかったという人が多いと思う。

今となってはこの初代ポストウィグルワートも20年程前のルアーだ。

実釣では使っていなかった人でも、時の流れと共にコーモランルアーの様にコレクション用としての需要が出てきそうだ。

既に廃番なので中古で探すしかない。

| | コメント (0)

2025年2月13日 (木)

クランキーダーター

Basslog20250213a 昔ティムコから販売されていたクランキーダーターという懐かしいルアーが出てきた。

販売当時は和製ホッテントットといったイメージであった。

クリアでないことからちょっと違和感のあった金属リップは、ここにフォログラムシートなんかを貼って使ったりするのが当時は流行っていた。

これを使ったのは既に40年ぐらい前なので、どんな動きだったのかもよく覚えていない。

昨年このクランキーダーターは復刻した。

そこまでいいとは思ってはいなかったので何で今更といった感じがした。

これはベンドリップハイパー同様にリップを曲げて使っている人がいたからのようだ。

だったらデフォルトでベンドリップにしちゃえばよかったのに…と思う。

これらのように激しく動いて移動距離が少ないものがひそかに霞ヶ浦水系では流行っている。

今年はこのようなルアーが更に流行りそうな気がする。

それともう1つ同じようなものでひそかに流行りつつあるものがある。

それもある意味似ている部分があるので、これらのハイブリッド系ルアーもまた新たなものとして登場しそうだ。

| | コメント (0)

2025年2月 9日 (日)

フェイバリット

DD22を観ていて思ったこと…

好きなカラーはどれかなぁ…という想いで幾つかのDD22を観ていた。

Basslog20250209a 昔多用していて、元々好きなカラーであるチャートリュースは好きなカラーだ。

単純なチャート一辺倒のカラーだが、これがよく釣れる。

芦ノ湖なんかだとこれをフルキャストしてグリグリ巻いて5mぐらいまで潜らせてもまだ見えていた。

着水してからグリグリ引いてくると軌道は真っすぐなのだが、バスがバイトすると軌道が逸れてルアーが左右に揺れる。

芦ノ湖だとそんなシーンまで丸見えであったこともあり、未だ鮮明に頭の中にその時の映像が残っている。

コレクター目線で観るとやはりオールドのルアーはピカピカに鍍金されたメタリック系が好きだ。

バグリーズとはまた違った質感のメタリックが、何とも言えないいい味を出している。

鍍金カラーってメーカーによってそれぞれ風合いが違っていて、それぞれのいい味を醸し出している。

最近の奇麗なルアーを見慣れている人からしたら、昔のルアーはどれもB級品みたいなものにしか見えず何を言ってんのか分からないだろうね。。。

実際に使うとなるとノーマンの定番カラーであるダズラー系のラメラメカラーが好きだ。

昔のバスボートを彷彿させる厚塗りのラメラメカラーはいいねぇ~

なんだかんだ好きなカラーって色々ある。

| | コメント (0)

2025年2月 8日 (土)

Respect Wart

ウィグルワートのリスペクトモデルは多々ある。

旧ワートの動きを出そうとしていると思われるが、出せているルアーというのはおそらく存在しない。

Basslog20250208a ウィグルワート系のものが発売される度に試しているけど、どれもウィグルワートには及ばない。

でも全くダメという訳ではないので、別物として使えるものはそのまま使っている。

どうしてこのようなものになってしまうのか?

それとも別のところを目指していたのか…?

旧ワートのイレギュラーな動きを求めていると思うのだが、そうではない場合もあるのかもしれない。

Rkクローラーなんかは正にその代表格といった感じで、元々コンセプトが違っていると思う。

アメリカでも人気のあるRkクローラーは、絶対に旧ウイグルワートの動きを再現できたものだと思っていたので、初めて泳がせた時はただのクランクベイトじゃんって思った。

その後Rkというのはロックの略だと知り、なるほどと思った。

形状からすると当初のコンセプトはウィグルワートだったような気もするけど…

ウィグルワートにしても使い方次第では別物になるので、使い手によって感じるものは違っていたりする。

製作者がそのルアーのどの部分が好きかでも、似たようなルアーを作る時に変わってくる。

そのルアーが持つ性能の中で好きな部分を更に強化したものとなる場合が必然だろう。

ルアーってちょっとした動きの違いで得意とするシチュエーションも変わってくる。

人によって使い方には癖があるので、その辺からも使い手によって感じるものは人すれぞれ。

なんだかんだ言ってもワート系のクランクベイトは今後も出続けるだろう。

そしていつか旧ワートを超えるものが出るまで自分も試し続けるだろう。

| | コメント (0)

2025年2月 5日 (水)

旧ウィグルワート・2

旧型のウィグルワートのマテリアルはどちらが良いか?

これに関してはよく話題に上がる部分である。

自分は何度か言っているけど、どちらもよいものがあると思うので、それよりも個々の動きの方が重要と思っている。

Basslog20250205-2 自分が使っている旧ワートで一番気に入っているものはクリア素材のもの。

これをクリアレッドベースで再塗装したものが最も気に入っている。

クリアとボーンを比較すると、他のルアー同様にボーンの方が動きのピッチは速い。

動きのピッチが速いから釣れるというものでもないので、ボーンがよいと言っている人はピッチを重視しているということではないだろうか?

バドやザラといったトップウォーターの場合、素材の違いで釣果に大きな差が生じるのは確かだ。

でもウィグルワートでは素材での違いはそんなに出ないと思う。

素材によって浮力は違う。

これもマテリアルの比重からすれば普通の事である。

自分の使い方はボトムに当てながらゆっくりと引くことが多いので、少し重いクリアの比重がゆっくり引きやすくて好きだ。

ボーンは若干比重は軽いので動きのピッチはクリアよりも速い。

ウィグルワートはDD22同様にロールがほぼ入っていないのでボトムに当てて引き続けても、激しいウォブリングを続けてボトムでもハンティングアクションを出せる。

人それぞれ使い方には癖があったり、よく行くフィールド、使うシチュエーション等で好みが分かれるのは必然だろう。

あと自分が旧ワートが良いと思っている部分の1つにラトル音がある。

Basslog20250205-1 オールドスクールは鉛がウエイトに使われている。

これのラトル音がちょっと鈍い感じでよい。

自分がよく使うジャイアントドッグXなんかも、タングステンの現行品ではなく発売当初の鉛のウエイトのものが気に入っている。

音自体は現行品の方が鳴るのだが、鉛の音の方が反応が明らかに良い。

ウイグルワートも鉛のウエイトの音の方が反応が良い。

ボディはクリアの方が良いようで、ボーンだとちょっと高い音がしてしまうからかあまりよくない。

通常、素材の硬さはボーンの方が硬くて甲高い音がして、ラトル重視のルアーだとボーンが良いとされている。

確かにこれに関しても出数で明らかになるトップのスーパースプークなんかで判断するなら、明らかにボーンが良い。

旧ワートだと鉛が酸化してしまい音が出なくなってしまうものがあったりする。

これはノンラトルでこれがまたいい感じで釣れたりするので、何が良いのか断定するのは無理。

素材や音に関するウンチクは肯定も否定もできるので、使い手の勝手な後付けにすぎないということ。

ウィグルワートの引き方は以前にも挙げたアーロンの引き方を参考にするとよいと思う。

この動画を挙げたのがちょうど10年前になる。

2015年といえば2014年で長年契約していたメガバスと契約が切れたアーロンであったが、エリート戦で2勝し、更にAOYを獲った年でもあった。

あの時の2勝は両方とも非常に印象深い試合展開であった。

ブラックバードのネストを狙っているバスを狙ったハバス戦、デッキから響く音を排除するために靴を脱いで釣っていたケサピーク戦

もう10年も経つんだね。

今もアーロンがいたらどのような試合展開をしていたのだろう…

| | コメント (0)

2025年2月 4日 (火)

旧ウィグルワート・1

先日も記したが、新旧ウイグルワートの見分け方に関する質問がこの時期になるとよく来る。

いつものようにその類の質問はスルーするかメーカーへの問い合わせを促している。

でも身近な人に聞かれたらそんなの自分で調べてとかメーカーに聞いてなんて言えない(笑)

何度かここでも記していると思うけど、新旧ウイグルワートに関して大雑把には一度記しておこうと思った。

まずよく言われている旧型のウィグルワートというのは、ストーム社がラパラの配下となる前に作られていたものを指す。

旧ワートとかオールドスクール、プリラパラといわれているものがそれに当たる。

因みにウィグルワートは1975年に発売開始されたものなので、今年で50年となる超ロングセラーなルアーである。

ウイグルワートの新旧の見分け方はリップ裏の印字。

Basslog20250204b WIGGLE WARTと印字されているものが古いオールドスクールである。

これも印字されている向きによっても年代が違ってくる。

リップ側から印字されているものが古く、ボディ側から印字されているものはちょっと新しい。

古いもの程ウイグルワートらしい強烈なイレギュラーな動きを起こすものがあると思うが、古ければ古いほどそれに比例してハズレが多いのも事実だ。

オールドのハズレを使うくらいなら現行のものの方がよっぽどよいと思う。

ウィグルワートには大きく分けて2種類のマテリアルのものがある。

他のルアーでもよくあるクリアとボーンの2つである。

細かいことを言うと硬さがちょっと違うものがあったりもするけど、その辺まで行くとマニアック過ぎる領域に入ってしまうので、それはまたいつか…

現行のものも同様に2種類のマテリアルが採用されているので、今も昔も同じである。

内蔵されているウエイトは昔は鉛だったのが現在はステンレスかスチール製に替わっている。

細かいことを話すと印字の文字もちょっと仕様変更があったり、リップのアイの部分がくぼんでいるものがあったりとか、幾つかまだ違いがあったりする。

とりあえずリップ裏の印字を確認すれば新旧はすぐに判る。

| | コメント (0)

2025年2月 3日 (月)

WEE WART

Basslog20250203a_20250202234701 何度かここでも登場させたことのあるウィワート。

ウイワートはストームのクランクベイトでウイグルワートの小型版である。

以前ウイグルワートはマグナム、オリジナル、ウィワート、ピーウィワートと4サイズのラインナップであったが、現行はオリジナルのみとなっている。

ウィワートはウィグルワート以上に激しいウォブリングアクションで、ウイグルワート以上に激しいハンティングアクションである。

サイズ的にも日本ではウイグルワート以上にこちらの方が話題になっても良さそうだが、何故かあまり話題にも出てこない。

ゆえにウイグルワートが騒がれてはいるけど、ウイグルワートの何が良いのかを理解している人って少ないということだろう。

このウイワートはメチャクチャ暴れ馬という名が相応しいぐらいの落ち着きのなさのエラティックアクションを普通のストレートリトリーブで出せる。

これに関してはちょっとフックサイズを替えると非常に使いやすくなるけど、それでも結構な暴れ馬。

このルアーの動きを初めて観た人は必ずルアーでこんな動きが出せるんだぁ…と、驚く。

それくらい普通ではない動きをする。

ただこのルアーの弱点は、飛ばない、あまり潜らない、操縦しづらいといったところだろう。

飛ばないという部分は最近のタックルの向上でカバーできるようになった。

操縦のしづらさも最近はフックを替えることでかなり操りやすくなった。

あとは潜りにくさを解消できれば、ウイグルワート以上に活躍してくれること間違えなし。

潜行深度もフロロカーボンや極細PEでかなり解消はできたけど、もう少し潜ってくれればかなり重宝するのだが…といったところだ。

ちょっとこれに関してはよい方法を思い付いたので、今春は試してみたいと思っている。

| | コメント (0)

2025年1月31日 (金)

Wiggle Warts

先日もウイグルワートの話題を出したが、ウイグルワートというのは気になる人が多いクランクベイトのようで、この話題を出すと必ずオールドスクールの見分け方等の質問が届いたりする。

その辺の質問はメーカーへ問い合わせしてください。

今までのウイグルワート系の記事を数えてみたらそれだけでも121回出しているので、これでカテゴリー作ってもいいのではないかという数になっていた。

早春のクランクベイトといえばこれからも外せないクランクベイトであり続けそうだ。

ウイグルワートのオールドスクールに匹敵するものというのは未だにない。

Basslog20250131-1 全く同じに見えるようなものもあるけど、オールドスクールの動きは出せていない。

写真は新旧ウイグルワートが4つに1つだけウイグルワートでないものがある。

ウイグルワートが好きな人なら1秒あれば解るだろう。

解る人であればその違うルアーのネームも分かるだろう。

Basslog20250131-3 Basslog20250131-2 このブラッズウイグラーはウイグルワートに外見はそっくりである。

よくありがちなちょっと仕様を変えたものではなく、ほぼ同じなのでそのまんまコピーしたのではないだろうか。

ただオールドスクールには届かないけど、現行のウイグルワートには近い。

だったら現行のウイグルワートでいいじゃんと言ってしまえばそれまでなんだけどね。

それほど複雑な構造でもないので同等のものくらいできそうな気がするのだが、何故なんだろう…

ウイグルワート系のものが発売される度に購入しているけど、ほぼ残念な結果となっている。

他の用途として使えるものもあるけど、ほぼ使えないものもある。

もう少し潜るものでオールドスクールの動きが出せたら非常に重宝する。

ディープウイグルワートにはちょっとその辺を期待したけど…

技術の進歩や新しいものの登場で不要となってしまった昔のルアーも多々あるけど、未だに外せないウイグルワートというのはこのままであってほしい気持ちもあるけど、代わるものにも期待してしまう。

| | コメント (0)

2025年1月28日 (火)

スピンムーブシャッド

先日のRC2同様にスモールクランクの写真にあった細身のクランクは何?と聞かれた。

Basslog20250128a あれはEG社のスピンムーブシャッド。

シャッドとして非常に優秀であり、過去にも物凄い数を釣ったことのあるシャッドである。

ただ最近はスピニングタックルをあまり使わなくなってしまったので、出番は少なくなっていた。

その代わりに最近はクランクベイトとして使うことが多い。

シャッド自体も最近はただ巻きで使うのが当たり前のようになってきた。

その頃からこのスピンムーブシャッドも使っている。

その頃色々なシャッドを使っていて感じたのが、スピンムーブシャッドはクランクベイトのようだということ。

一般的なシャッドと違って、クランクベイトのような集魚効果があるということ。

クランクベイトでよく使うボトムをゴリゴリと強引に巻くような使い方ではなく、ボトムを丁寧に舐めるように引いて使っている。

これを出す時というのはスローな時なので、慎重丁寧に巻くようにしている。

スピンムーブシャッドはサスペンド仕様しかないけど、この釣りにはフローティング仕様があればもっと使いやすいと思う。

| | コメント (0)

2025年1月26日 (日)

RC2

先日のスモールクランクの写真の中ある塗装が剥げているショートリップのクランクは何?と聞かれた。

Basslog20250126a リッククランの…なんだっけ?

最近あまり使っていなかったので名前もメーカーも忘れ掛けていた。

リッククランといえばRC1.5(現LC1.5)があまりにも有名な代表作である。

その当時のラッキークラフト社とは契約が切れ、その後はラッキーストライク社と契約して、その時に作ったのがこのRC2。

LC1.5のこともあり非常に期待していたのだが、LC1.5と同寸のものを使って拍子抜けしてしまったのを覚えている。

このクランクベイトは当初4サイズラインナップされていた。

その中でもこの写真のものは一番小さいサイズのもの。

たぶんシリーズ1というサイズのだったと思う。

リッククランといえばDTNのイメージも強いので、リッククランの手掛けたスモールクランクは非常に気になっていた。

しかし、実物は想像以上に小さく頼りない感じであった。

とりあえず使ってみると、小型なのに大き目のフックに替えてもしっかりと動いた。

あまり釣れる気はしなかったけど、よく釣れることで好きになった。

当時はスピニングのTVS-65ML/HGもなかったので、ベイトのSTC-65M/HYBGで無理してキャストしていた。

飛距離はそんなにでないけどよく釣れた。

そんなこともあって未だにイメージは非常に良いので再び出してみた。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧