形状記憶合金
水温が10℃を下回るフィールドも出てきた。
水温が12℃を下回ると形状記憶ワイヤを使用したスピナーベイトが使えなくなる。
12℃を下回ると形状記憶しなくなってしまうので、使い物にならなくなってしまう。
ちょっとここのところ急ピッチで水温が下がっているので小型のスピナーベイトを多用していた。
その1つが自分で作っているフィーンディッシュスピン。
スピナーベイトを作り始めたのが高校生の時なので、かれこれ35年になる。
徐々にクオリティも上がっていたけど、最近は全然作っていないので停滞中。
写真はもう15年ぐらい前に作ったもの。
ウエイトも後方にもバランスよく分散させてある。
これは壊れたラビッシュから形状記憶ワイヤを取って作ったもの。
ヘッドにはフォイルも貼ってコーティングも何度も繰り返して時間を掛けて作ったものだ。
スカートに隠れた部分にもフォイルを貼ってあり、スカートレスでも違和感なく使える。
ヘッドは3/8oz.なので、結構小さいヘッドだが、細かく塗装してある。
ただ、今の視力ではここまで細かい塗装はちょっと厳しい。
このヘッドを塗るだけで7色使用している。
かなり凝って自分で塗装している人でないと、どこに7色使っているかは解らないと思う。
例えば分かりにくいところの1つにアイの下地に少しブラックを入れてアイを引き立たせている。
老眼が入ってからこれをやったら、塗装している時は同じようにやってうまく塗れたつもりが、後々よく観たら黒を吹き付けてあるのではなく黒のドットの集合体になっていた。。。
そんんこともあって最近は細かい塗装はやっていない。
このスピナーベイトは形状記憶ワイヤとブレードもラビッシュのものを移殖してある。
暖かい時期に使うと30㎝ぐらいまでの0~1歳児バスもかなり釣れるので、暖かい時期は封印している。
なので使用できる時期というのは非常に限られた期間となっている。
最近はラビッシュも同様に春と秋の一時ぐらいしか使っていないのであまり使っていない。
自分は小型のスピナーベイトを必要とする場面って少ないけど、霞水系などではなくては困る場面もある。
既製品でこのフィーンディッシュやラビッシュを上回ると思える小型スピナーベイトはない。
やはりこれらは形状記憶合金のメリットがしっかりと活かされているからだろう。
形状記憶ワイヤを使ったスピナーベイトは今まで幾つかあったけど、どれも駄作ばかりであった。
そんなこともあって形状記憶ワイヤ自体が敬遠されるようになり、今では形状記憶合金を使用したスピナーベイト自体なくなってしまった。
エラストマ―と同じで既存のものと全く同じものでなく、ちゃんとそれに合った製品を作らないとよいものはできない。
うまく使えば形状記憶の弾性は素晴らしい効果を発揮するんだけどね。。。
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