2024年10月15日 (火)

JB霞ヶ浦series

日曜日はJB霞ヶ浦シリーズ最終戦ジャッカルカップが開催された。

暑い気温も落ち着き、天候も安定していて客観的には釣れそうな陽気であった。

しかし、選手に状況を尋ねると、今年の4戦中一番きつい状況とのこと。。。

結果を観てみると、110名参加で3本のリミットを揃えられたのが4名で79名がノーフィッシュ。

ウエイン率は3割弱と、確かに厳しさが窺がえた。

全体的には東浦での釣果が多かった。

Basslog20241015a 優勝の小西純も東浦のリーズとカバーが絡んだ場所で釣ってきた。

この日は7本掛けて5本キャッチしたそうだ。

この釣れない状況下でこの本数というのは圧倒的な数で、このキャッチ数に貢献したのがプロキュアだったそうだ。

小西選手の表彰台でのコメントはプロキュアに対して興味を惹かせるうまいコメントだったと思う。

プロのコメントってこうでなければいけないと思う。

でも現状は違う…

最近はFFSでの釣りでパターンも釣り方も聞いたところで、どうでもいいといった傾向が強くなってしまい、表彰台に上がった選手のコメントに対しても同じ土俵で戦っている選手ですら興味を持たないというのが現状だ。

一般のアングラーは更にその傾向は強い。

昔はどこかに釣りに行く予定があると、そこで開催されたトーナメントの結果を聞いて参考にするといった人が多かった。

しかし今は全く参考にもならないので見向きもしないアングラーが殆どだ。

A社のサポートを受けている選手が「A社のルアーで釣りました」と言うのは当たり前だけど、なぜそのルアーだったのか、どうしてそのルアーに辿り着いたのか、なぜそのルアーでなければいけなかったのか…といったものを一般の人は求めている。

特にバスフィッシングの場合は‘釣れた’ではなく‘釣った’を求めている人が大半だ。

よく耳にするプロのコメントで「少しはスポンサー様に恩返しができた」といったものがある。

あなたはどれくらいの影響力があるのか解かっているの?と聞いてみたくなる。

精々その選手の周囲の人達が買ってくれる程度だろう。

最近はトーナメントと言っても参加者数も少ないので、挨拶もまともにできないような選手でもバックボーンがしっかりとしていればある程度の成績は出せてしまうというのが現状だ。

経験の多いベテラン選手は引き出しも多いので迷いも出て失敗することもある。

そんなベテラン選手がトーナメントに出始めて数年の選手のFFS観ながらワンフックアラバマを放っているような釣りに負けてしまったりする。

FFSを駆使して1インチワームで釣ってきた選手よりも、釣れなくてもプラクティスをしっかりと熟して色々と考えて試合展開している選手の方が例え釣ってこなかったとしても面白い話が聞ける。

一般のアングラーも求めているのはそういったところだと思う。

今回優勝の小西選手は結果もコメントも素晴らしかった。

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2024年10月10日 (木)

FFS

ガーミンのライブスコープに代表されるフォワードフェイシングソナー。

これに関する規制がB.A.S.S.で発表された。

全面禁止ではなく、主な規制は振動子は1つでエレキに装着し、魚探の画面サイズが合計で55inまで等となっている。

全面禁止でなければそれほど試合展開に影響は出なそうな気はする。

Basslog20241010a_20241010150101 BPTは2つまでで360も1つとカウントするという規制になっている。

バスフィッシングのスタイルが特にトーナメントシーンではFFSの登場で大きく変わってしまったのは確かだ。

FFSでのシューティングの釣りはサイトでの釣りのようになってしまい、観ている側は何をやっているのかよく解らないし、明らかに観ててつまらないものになってしまった。

サイトフィッシングが観る側からしてつまらないのは、ルアーの力を発揮させての釣りではないのが一番の原因だろう。

桟橋の下にボケ~っとしているバスが居て、そこに小さなワームを落として釣ったとする。

釣った人を見ても凄いとは思わないだろうし、使っていたワームを欲しいとも思わないだろう。

極端に言うとそんな感じになってしまっており、トーナメントでのウイニングルアーなんて気にしなくなってしまった人が多い。

パターンもあるんだかないんだかよく解らない状態なので、観る側のトーナメント離れも加速してしまったと思う。

FFSはルール上使用可能なら勝つためには導入すべきだろう。

なので選手がそこへ辿り着いたのは必然である。

このような釣りをしていると、ルアーはもはや目の前に落とせれば何でもいいみたいになってしまう。

日本のようなフィールドであればどんどん繊細な釣りになって、いかに喰わせるかといったところへ辿り着く。

それで最近流行りのマイクロホバストといった釣りが普及した。

こうなってしまったらルールで規制を設けるしかない。

アメリカの運営サイドもそこへ辿り着いたのだろう。

アメリカの規制開始に伴い日本でも規制が設けられることが検討されている。

自分もFFSは使用しているけど、バスを探してシューティングするという釣りには使っていない。

前方の地形を確認できる便利な魚探として使っている。

自分の釣りのスタイルだとなくてもいいとは思うけど、今まで前方の地形が把握できたのが出来なくなるのは辛いかな…

今後は湖単位での規制も出てくると思う。

それはそれで面倒なことになる。

色々な柵があると思うので、規制するにも物凄く難しいことだと思う。

猶予期間は必要となるだろう。

今後どのようなことになるのか予想も付かない。

B.A.S.S.の規制はエリートシリーズとクラシックのみに適用でその他のシリーズでは規制は今のところ何もない。

そんなB.A.S.S.では本日よりオープン最終戦2024 St. Croix Bassmaster Open at Lake Martin presented by SEVIINが開催される。

これで来季のエリート昇格選手が決まる。

エリートに昇格する選手は来年から規制のある土俵で戦わなければいけない。

今年度のようにルーキーが大活躍するようなことはないのだろうか…?

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2024年9月29日 (日)

JB桧原湖series第4戦‘IMAKATSU’cup

今日はJB桧原湖シリーズ第4戦イマカツカップが開催された。

昨日に引き続き天候は安定しており、大きな変動はなく安定しており曇り空のローライトということで、ハイウエイトな戦いが予想された。

予想通り優勝は3キロオーバーで、表彰台は2キロ後半と昨日に引き続きいいウエイトが出た。

ただ、簡単に釣れる状況ではないので、釣れている人釣れていない人の差がはっきりと出た大会となった。

Basslog20240929 優勝は篠塚亮で1キロ強のスモールを3本揃え3,124gで今大会を制した。

年間順位は野崎新が平均順位9位の369ポイントで2位に33ポイント差を付け圧勝。

トータールウエイトも9,355gと、3年連続で年間1位のトータルウエイトは9キロを超えた。

今年の春に期待した10キロオーバーは出なかったものの、昨年のウエイトを上回る結果となった。

徐々に10キロに近づいてきているので、あと数年で10キロ超えが出てきそうだ。

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2024年9月28日 (土)

JBⅡ桧原湖series第3戦‘KOMCLUSION’cup

JBⅡ桧原湖series最終戦KOMCLUSIONカップが開催された。

今年は9月に入っても暑い日が続いていた裏磐梯地方であったが、24日の火曜日には一気に気温が下がり最低気温は9℃にまで下がった。

その後気候は安定しており、大会当日までそれほど大幅な冷え込みはなかった。

Basslog20240928-1 Basslog20240928-2 安定したことで少し釣りやすくなったようで、この日の上位陣は2キロ台後半のハイウエイトな大会となった。

澳原潤がラージマウスを入れたミックスバッグで唯一の3キロ越えで今大会を制した。

2位には桧原湖でガイド業を営む鈴木浩二が1キロのスモールを揃え3キロ弱、3位には篠塚亮、4位には小森嗣彦と、TOP50選手が入り、5位には前回優勝のルーキー黒田栄作が入った。

年間順位は全戦表彰台の小森嗣彦が制した。

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2024年9月14日 (土)

シリコングリッパー

Basslog20240914-3 デコイのシリコングリッパーというものを入手した。

これは色々なものに使えるという便利な小物。

これを観た瞬間に溝のところにラバーを巻いてみたいと思った。

何かにラバーをプラスしたい時なんかには簡単に装着できる。

他には色々なフックに装着したワームのズレ防止とかにもなるようだ。

フリーリグやキャロライナリグのシンカーが結び目に当たるところのショックアブソーバーとしても使える。

自分はソフトビーズをアブソーバーとして使っているけど、フリーリグにはこっちの方が小さくてしっかりとショックを吸収してくれそうだ。

キャロの場合はある程度の大きさが絡み防止の役目も果たしてくれるのでソフトビーズの方がよさそうだ。

このシリコングリッパーはせっかく溝があるのでラバーを巻いて使ってみようと思う。

とりあえずメガトンロックに装着してみた。

Basslog20240914-2 Basslog20240914-1 メガトンロックはアイからクランクまでのシャンクスロートが長い仕様となっているので、これを装着してもまだ余裕がある。

これならワームを装着する余裕がある。

フロントシャンクスロートが長いオフセットフックはワームが切れやすいという欠点があるけど、これなら浅く挿せるのでワームの消耗も抑えられる。

フロントシャンクスロートが長い方がワームに入っている部分が長いのでワームは長持ちしそうな気がするというのは机上の考えで、逆にワームのヘッド部分が裂けやすく切れやすくなる。

それと、昨日よりオープンミシシッピリバー戦が始まっている。

Basslog20240914-4 初日はなんと江川悟史がミックスバッグでウエインし、初日のビッグフィッシュ賞となる1本を含め17lb.2oz.で10位といい位置に付けている。

江川君はもうすぐ帰国してしまうので最後に一花咲かせてほしいところだ。

その他は注目のEaston Fothergillを始めCody Meyer、Tucker SmithとEQ上位陣はいい位置に付けている。

ここのところFFSやNIに関するルール変更でゴタゴタしているB.A.S.S.。

FFSに関しては日本も含め全世界に影響を与えそうだ。

来年の試合はどのようなことになるのか…

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2024年9月 8日 (日)

JB霞ヶ浦series第3戦‘ゲーリーインターナショナル・バリバス’カップ

本日はJB霞ヶ浦シリーズの第3戦ゲーリーインターナショナル・バリバスカップが開催された。

昨日のJBⅡの結果からすると、まあまあ釣れるのかなぁ…と予想された。

依然として9月とは思えぬ暑さが続いているが、若干ながら前日よりも気温は下がった。

しかし、結果としては前日よりも厳しかったようで、4割程度のウエイン率となり、リミットメイクは2名だった。

Basslog20240908-1 優勝は唯一の3キロオーバーで守秀昭が圧勝。

次回は10月13日に最終戦ジャッカルカップが開催される。

そして今回の霞ヶ浦では水面にたくさんの魚の死骸が浮いていた。

これは先週の大雨以降に出てきたようだ。

Basslog20240908-2 死因は不明だが、5年前の台風通過後の大量死と似ている気がする。

死んだ原因は色々と言われているが、全て釣り人の憶測にすぎないものばかりで、明らかにそれは違うと完全否定できてしまうものが多かった。

本当の原因は何なのか…?

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2024年9月 7日 (土)

JBⅡ霞ヶ浦series第3戦Jackallカップ

本日はJBⅡ霞ヶ浦シリーズの最終戦ジャッカルカップが開催された。

先週の大雨により水位は上がり、今週は徐々に下がってきた。

Basslog20240907aあまり釣れないという予想が多かったが、リミットを揃えてきた選手が6チームと、近年の試合としてはまずまずの釣果となった。

増水の影響もありシャローでの釣果が多くなっていた。

そして今回は今年の最終戦ということで、年間順位も決まった。

明日はJB霞ヶ浦シリーズが開催される。

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2024年9月 1日 (日)

JB桧原湖series3rd.‘HMKL’カップ

Basslog20240831a 本日はJB桧原湖シリーズ第3戦ハンクルカップが開催された。

今日の裏磐梯は朝から晴れており、太陽が顔を出した途端一気に気温も急上昇した。

心配された台風の影響による風もそれほど強く吹かず、強くて3m程度となっていた。

昨日よりも気圧が上がった影響でか釣果はかなり悪くなった。

この状況下で前回2位の大仏こと石澤智史が2,937gで今大会を制した。

詳細はGo!Go!NBCへ近日中にアップします。

昨日今日と、ちょっとしたルール上のミスでペナルティを喰らった選手が数名いた。

その中の2人は表彰台に上がれる順位だったのだが、ペナルティで順位を落してしまった。

ルールというのは長年の色々な事象の積み重ねでできたものが多々あり、今後も色々な背景と共に増えたり改訂されたりするものである。

今となっては物凄い量のルールであるが、出場するには必ず守らなくてはいけない。

運営側としてはペナルティは取りたくないけど、公平にトーナメントを行うためには取らなくてはいけない。

今回はそんなペナルティがもろに影響したことで、こちら運営側もちょっと嫌な気分になってしまった。

でもそんなたくさんあるルールの下で行われた大会で上位に入った選手を観ていると、ルールはルールなので一生懸命やっている選手のためにもしっかりと取り締まらないといけないなぁ…といった気分になる。

Basslog20240901-1 そして本日はハンクルカップということで、選手でも出場している泉和摩さんが選手全員にHMKL50周年記念本を提供してくださった。

ハンクルの歴史が記された興味深い内容の1冊となっている。

寒い朝は温かいコーヒーをスタッフに差し入れしてくれたりと、いつも気遣いもしてくださる泉さん。

すぐにこの本も全部読んでみたが、改めて泉さんの偉大さが伝わってきた。

そして今更ながらHMKLの意味を知った。

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2024年8月31日 (土)

JBⅡ桧原湖series第2戦エンジンカップ

Basslog20240831a 本日はJBⅡ桧原湖シリーズ第2戦エンジンカップが開催された。

台風の接近で開催が危ぶまれたが、雨風共にそれほど大したことはなく無事に開催することができた。

日中でも気温は26℃くらいと過ごしやすい気温であった。

でも例年よりは気温は高いので今年はまだ裏磐梯でも暑い。

水位はマイナス1.1mと少しは減っているが、例年よりも高めの水位となっている。

バスは小型が多いながら数は釣れていた。

今回はシャローでの釣果が前回と比較して一気に少なくなったのが印象的であった。

最近の傾向らしく中層をいかにしてうまく攻略できるかが重要であった。

JBⅡ桧原湖シリーズも残すは最終戦のみとなった。

現在の年間一位は江尻悠真。

彼はトップ50でも現在年間トップで、次回のトップ50は再来週に桧原湖で開催され、最終戦は江尻のホームでもある北浦での開催なのでどちらのシリーズも年間優勝の期待が掛かっている。

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2024年8月25日 (日)

Open at Leech Lake

2024 St. Croix Bassmaster Open at Leech Lake presented by SEVIINが1日目が中止となり2日間で行われた。

初日にトップに立ったのは注目のイーストンフォザーギル。

この湖の近所で育ったというイーストンフォザーギルは初日に26lb.10oz.を持ち込み首位に立った。

Basslog20240825a そして2日目も23lb.3oz.を持ち込んで首位を守り優勝。

これで歴代3人目となるオープン戦2連勝を果たした。

今年度2回目の優勝ということでクラシックへの権利はエリート選手が繰り下げで出場権が得られる。

EQポイントは首位だったので、そのまま首位をキープ。

これでエリートへの昇格もかなり濃厚となった。

オープン戦は残り2戦となった。

9月12~14日にミシシッピリバー、10月10~12日にハートウェルとなっている。

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